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「そう、大西さんに教えてもらった」
kento「Aって誰とでも仲良いよね」
「周りの人が仲良くしてくれるだけやで。もちろんケントもね」
kento「俺とは腐れ縁みたいなもんでしょ」
「それはあるかも」
近くの喫茶店に入り、しばらく他愛もない会話をしていると注文した珈琲がやって来た。
目の前のAは珈琲をブラックのまま一口飲んで少し渋い顔をした後、机に置かれたミルクと砂糖を入れ始める。
kento「甘党なんだから、背伸びして珈琲なんて頼まなきゃいいのに」
「最近ブラックも飲めるようになってん。でも今日は、苦いのと甘いのを両方楽しみたい気分」
kento「ひどい顔してたくせによく言うよ」
「ケントも今日くらい甘やかしてあげたら？お疲れ様、って」
kento「……このタイミングで言ってくるのかよそれ」
「聞いてほしいことあるんちゃうん？私もケントに言いたいこといっぱいあんねん」
kento「ニヤニヤして腹立つなー」
「ほら、早く素直になりなさい」
俺の顔をじっと見据えながら発したAの言葉に、俺の中で何かがぷつんと切れた。と思えば、塞ぎ込んでいたはずのラストイヤーを終えての想いがとめどなく溢れ出てきてしまう。
そんな俺を受け止めるようにAは優しいまなざしで頷きながら話を聞いてくれるもんだから、安心して話を続けてしまう。
Aは俺が一通り話終えると、じゃあ次は私の番ね、と前置きをした後、俺への労いの言葉をさっきとは打って変わって真剣な顔で話し始めた。
お腹抱えて笑うくらい面白かった、決勝で戦うケントが今までで一番かっこよかった、なんて、俺が欲しかった言葉ばかりくれるAに思わず目尻が熱くなる。そんなの……ずるすぎるじゃん。
「色々話したけどさ、私はケントを誇りに思ってるから」
kento「A……」
「あんな大舞台で、一人で戦ってんねんもん。それだけで私は尊敬する。まぁー……ZAZYのことも勿論そう思ってるんやけどね、とにかく33期はよー頑張った！」
kento「ZAZYに同じこと言ったら泣いて喜ぶかもよ？」
「ええわぁ、kentoにしか言わん」
kento「なんでだよ」
「……やっぱりケントは笑顔が一番やで」
Aのその言葉に、あ、やっと自然に笑えてるんだ、と気付く。
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桃餅(プロフ) - わーいさん» コメントありがとうございます！堂前さん、平井さんの絡みは前々から書いてみたいと思っていたのでそのように言っていただけてとても嬉しいです😭✨男性ダディ、また書かせていただきますね🤗🌷 (2022年5月11日 17時) (
レス) id: bd94507b2f (このIDを非表示/違反報告)
わーい(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！堂前さんと平井さんのお話好きすぎました…！男性ダディとの絡みまた見たいです>_< (2022年5月10日 9時) (レス) id: 1a76b8081d (このIDを非表示/違反報告)
桃餅(プロフ) - むろさん» コメントありがとうございます！阪本さんへのコメント、恐れ多いですが嬉しいです😭タイムリーなラジオネタもありがとうございました！なるべく現実の時系列に沿って投稿しているので公開が遅くなるかもしれませんが、必ず書かせていただきますね✨ (2022年5月5日 21時) (レス) id: bd94507b2f (このIDを非表示/違反報告)
むろ - いつも更新を楽しみにしています！この小説がきっかけの1つになり阪本さんが最近愛しく見えて仕方ないです…お時間ありましたらうなげろりん #36 のボイスメッセージ企画に萌えメッセージを堂前さんあたりに送られる前坂ちゃんが見たいです！よろしくお願いします。 (2022年5月4日 1時) (レス) id: 3231120775 (このIDを非表示/違反報告)
桃餅(プロフ) - ユーリさん» わざわざ感想いただきありがとうございます！そのように言っていただけて私もとても嬉しいです😭✨ユーリ様からの素敵なリクエスト、楽しみながら書かせていただきました☺️これからもよろしくお願いします🍀 (2022年4月26日 23時) (レス) id: bd94507b2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃餅 | 作成日時：2022年4月15日 0時
