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「え！？今？！」
堂前「猫耳付けてるAが見たい」
「嫌ですよ！楽屋でこんなん付けてたらただの痛い奴じゃないですか」
堂前「ええー。いつもライブの時付けてくれてるやんー」
「それはみんな付けてるからです。嫌々付けてるの、堂前さんも知ってるでしょ？」
兎「堂前ー。あんまAを困らせんなよー」
猫耳カチューシャの押し付け合いをしている私と堂前さんの横を通り掛かった兎さんが一言だけ残してそのまま立ち去る。
いやいや兎さん！見て見ぬ振りしないで助けてくださいよ！あなたの相方変なこと強要してくるんですけど！？既に困ってるんですけど！？
堂前「一生のお願い」
「こんなとこで一生のお願い使わんといて下さい」
堂前「Aはケチやなぁー」
一向に折れない私にやっと諦めたのか、唇を尖らせ渋々自分の頭にカチューシャを付ける堂前さん。
猫耳を付けた堂前さんはライブで何回も見たことあるけど、改めて見てもよく似合っていて正直可愛い。先輩にこんなこと思うの、失礼かな。
私よりも堂前さんの方がよっぽど猫に似ている気がした。
堂前「もう1個あんねんけど、どう？」
「……用意周到すぎません？」
堂前「Aにはこっちの黒い方が似合うかもやなー」
「……わ、」
堂前さんがいつのまにやら手にしていたのは黒い猫耳のカチューシャで、ちょっと油断していた隙に素早く頭に付けられてしまった。
無理矢理ながらも痛くないよう、優しく付けてくれる辺り、さすが堂前さんって感じ。
……ただ、30超えた男子と30目前女子の猫耳姿、絵面的に大丈夫？
「……恥ずかしくて死にそうなんですが」
堂前「大丈夫、俺も付けてるから」
お揃いやでーなんて言いながら満足そうな表情を浮かべる堂前さんと、さっきから変な汗が止まらなくて苦笑いを続ける私。
通り過ぎる後輩達が私達を見て一瞬ぎょっとした後、すぐに視線を反らし逃げるように立ち去っていくんやけど、堂前さんはそんなことも全く気にしていない様子。
頼むから面倒な人に気付かれませんように、と頭の中でそっと祈っていると、隣にいる堂前さんの手がゆっくりと伸びてきて優しく私の頭を撫でた。
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桃餅(プロフ) - さのさん» コメントありがとうございます！Dさんの柔らかい雰囲気、私も大好きなので上手く表現できてるか不安でしたがそのように言っていただけて安心しました(；＿；)Dさんには今後も登場していただく予定なのでこれからも喜んでいただけるよう精一杯書かせていただきますd(^^*) (2022年4月4日 23時) (
レス) id: dee8621d9c (このIDを非表示/違反報告)
桃餅(プロフ) - みぃさん» コメントありがとうございます！天国だなんて嬉しすぎるお言葉…！とても励まされます(´；ω；`)またDさんのお話は書く予定なので引き続き読んでいただけると幸いです(^^)これからもよろしくお願いします◎ (2022年4月4日 23時) (レス) id: dee8621d9c (このIDを非表示/違反報告)
さの(プロフ) - 初めまして！Dさんのお話とっても良かったです…！あの柔らかい雰囲気とても伝わってきました☺️またDさん読めたら嬉しいです。応援してます！ (2022年4月4日 1時) (レス) id: fcd449820d (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - Dドリ大好きなので最新話天国にいるみたいでした😭💓これからも楽しみにしてます！ (2022年4月4日 0時) (レス) @page29 id: e1d7879e80 (このIDを非表示/違反報告)
桃餅(プロフ) - みゃんさん» コメントありがとうございます！そして大変すいませんでした。お恥ずかしながら単純に誤字してましてそのままコピーしてたせいでずっと間違ってました(-_-;)言っていただき大変助かりました！修正しておきます◎ (2022年4月2日 21時) (レス) id: bd94507b2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃餅 | 作成日時：2022年3月24日 23時
