Story.34 ページ34
ふあ〜…良く寝たなあ。
ゲームして色々話してるうちに
寝ちゃってたみたい。
途中1度も目が覚めずに熟睡出来たのは
ジスが抱き締めていてくれたからかな。
ちょうどベッドの横に
ジスから誕生日にもらったプレゼントがある。
あの日ジスが
"「Aのことを考えて選んだ」"
って言ってくれたピアスとかばん。
ピアスもかばんも
私の好みにぴったり合っていた。
しかもピアスはジスとおそろいなんだって。
もらった次の日から仕事の時も
ずっとピアスを付けている。
この可愛いかばんを会社に持っていくのは
惜しいからジスとのデートで使うって決めてる。
プレゼントを見ながら誕生日を思い出して
ニヤニヤしてるとジスがふふって笑う。
くるっと振り返って
『ジス！起きてたの？』
「ちょっと前からね。後ろ姿でもわかるくらい嬉しそうだったのが可愛くて(笑)」
そりゃ嬉しいに決まってる。
大好きなジスから
付き合って初めてもらったプレゼント。
ブレスレットをもらった時も、もちろん
嬉しかったけど今はまた違う嬉しさがある。
「そろそろ起きよっか」
ジスのおかげですっきりと目覚めた朝だった。
…ジス、今日はさすがに
帰らないと明日仕事だしなあ…。
ちょっと帰ってほしくないと思うけど
このままダラダラしてはいけない。
それに一緒に出社したらバレバレだもん。
一応私達が付き合っていることは
大っぴらにはしていない。
「プレゼント選んだとき、アドバイス欲しくてソクミンに一緒に来てもらったんだけどさ」
……………？？？
『えっ！？じゃあソクミン知ってるの？！』
ソクミンがアドバイスしてくれたのは良いとして…
「ソクミン最初から気付いてたよ…？」
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作者名：mi | 作成日時：2019年10月23日 20時
