One step Two step (ページ3)

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Story.3 ページ3

合同朝礼を終えてデスクに戻ると
隣の席のソクミンが居なかった。

(さっき見たけどな…まぁいっか)

「あの」

声がした方に向くと
そこにはさっきの涙袋美男子が。

あれ、今私に話しかけてきたんだよね？

『はい…』

どうして良いかわからず
返事が無愛想になってしまった。

すかさず部長がやってきて

「彼はホンジス君。今日からうちの部署に配属になってね。それから君が指導係だからイソクミン君には席を代わってもらったよ。じゃ、宜しく」

あぁそう言うことか。
チラって周りを見れば荷物を持って
ウロウロしてるソクミンが見える。

「宜しくねAちゃん。」

…………？

なんで私の名前知ってるの？

…あぁなんだ社員証か。

『こちらこそ…、えっと…』

「ジスで良いよ。」

初対面で年もわからない人を
いきなり呼び捨てにするのは気が引けるなぁ…

「僕達同い年だし同期入社だから。…そんな顔しないで(笑)」

……え？