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Story.19(ジスside) ページ19
…そうやって上手くいってると思った。
思ったのに…。
僕を見て泣きながら走り去る君を見たら
ただごとじゃない何かを感じた…
「あっ……」
僕の声に反応したジョンハンが振り向く。
「なに、例のあの子じゃん」
「あ〜俺の髪型見て勘違いしたのか」
続けてそう言ったジョンハンを無視して
僕はAちゃんを追いかけたんだ。
でもなかなか見つからなかった。
ずっとずっと探したんだ。
あんな顔をする君を見たくなくて。
しばらく探し続けたけど諦めて戻ることにした。
席に座ろうとしたらAちゃんが座っていて。
僕に気付いたのかちらっとこっちを見て
申し訳無さそうな顔をするから…
とにかく僕はAちゃんが
無事で居たならそれで良いのに…
だからそんな顔しないで。
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作者名：mi | 作成日時：2019年10月23日 20時
