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Story.15 ページ15
さすがにもう行かなきゃ…
誰にも何も言わずに
飛び出して来ちゃったから迷惑掛けちゃう。
トイレを出たら壁にもたれかかる人が居た。
さっきの女の人だ…。
"ジスくんに近付かないで"
とか言われるのかな。
「あのさぁ」
うわ…
やっぱり話しかけてきた…
『なんですか…』
無視しても良かったけど
このまま何もかもから逃げる訳にもいかない。
「なんか勘違いしてるでしょ？」
『えっ？』
すごくドスの効いた声で私に問いかけてきた。
…………？
やけに声低いな…
…………ていうかこの人女の人じゃないんじゃ……？
「当たり。俺男。髪長いだけの男。」
『？！』
てっきり目鼻立ちが綺麗な女の人だと
思っていたその人は男の人だった………
何それ………？？？？？
「ジスと俺が話してたの見て勘違いしたんでしょ」
『そんな…』
この人が言ってることが良くわからなくなってきた…
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作者名：mi | 作成日時：2019年10月23日 20時
