story 8 ページ8
※
※
A「で、ても…生徒会の仕事って
面倒な時もありますよ？
ほかの生徒達より早い時間に
登校する日もありますし…
帰りも遅くなったりする時も
ありますし…」
涼介『大丈夫大丈夫、あ！
もう一つ理由あった…』
A「…もう一つ？」
涼介『俺、目立つのもすきなんで…
皆の中心に居るのって何か
居心地良いし…』
A「………」
“面白そう”
“目立つ事が好き”
そんな良くわからない理由で
仕事を引き受けたのかと
唖然に取られていると、
自分の元から離れて先程まで
Aが座っていた場所まで
歩いて行く山田涼介。
机の上にある用紙を手に取ると
先程、却下した用紙を目にして…
涼介『あー！…コレ、俺の！何、何で！？
苺フェアとかしてくれても良いじゃん！』
ーーー
お前か…！
そのくだらん要望を書いたのは…！
ーーー
A「まめっチさん、ちょっと…」
まめっチの元に行くと、
強引に手を引いて生徒会室を出ていき
まめっチ『いたた、何！？どうしたの！？』
A「あの、失礼極まりない人は何！？」
声をあげると相手に聞こえてしまう為、
まめっチとの距離を詰めて話し始め…
まめっチ『近い近い、顔が怖い怖い』
A「人の事、重いっつったり！
引き受けた理由がくだらないし！」
まめっチ『えー…面白いじゃない』
A「私は面白くない」
まめっチ『まぁまぁまぁ、
生徒会長はAなんだし、
要は上に立ってるのはAでしょ？
採用しても、仕事を与えなければ
居ても居なくても、一緒じゃない』
A「……！！」
ーーー
そうよ…
そうじゃん…
私、先輩な上に生徒会長じゃん…
なんだ、そんな悩まなくても
良かったじゃない…
まめっチ、たまには良いこと言うわ…
ーーー
再び生徒会室の扉を開けて中に入ると
資料に目を通してつまらなそうに
している山田涼介の元へと近寄り
Aの存在に気がついたのか
フッと目を資料から外して…
A「山田…涼介…君？先程は失礼しました。
生徒会の事…よろしくお願いします。
もし、何かある時は是非、お声を掛けさせて頂きます」
涼介『え、良いの？やった。
何でも頼んでよ』
A「ありがとうございます
(ハッ！絶対、頼まんわ！)
では、生徒会室を出ましょう…？
私達も教室に戻りますので…」
涼介『りょーかーい』
気だるそうに椅子から立ち上がると
スタスタと生徒会室の出入口に向かう
山田涼介と言う生徒…
※
※
→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 43人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まめっチ(プロフ) - 花恋さん» ありがとうございます！有難いお言葉とても嬉しいです！ (2016年7月3日 19時) (
レス) id: 0af386c500 (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - 初めまして！これからも応援してます（≧∇≦） (2016年7月3日 18時) (レス) id: eb6c37d723 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まめっチ | 作成日時：2016年6月7日 18時
