生意気なアイツは天使か悪魔か。 (ページ41)

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部屋に戻って携帯で動画を見ていると
隣の部屋が開いて閉まる音が聞こえた…

Aが部屋に戻ったのだろう…

今までとは違う環境に
違和感を感じる事もあるが
山田は携帯へと目を向けていた…

ーーーコンコンッーーー

涼介『んー？』

圭人『山ちゃん…』

涼介『何、圭人？』

山田は携帯から目を離さずに
そのままの体勢で用件を聞き…

圭人『今日いっしょに寝ませんか』

涼介『寝ませんね』

圭人『…俺、床で良いから…』

涼介『俺のベッドの下に
何か居たらどーするー？』

圭人『最低…』

そう言われると山田のベッドの下にしか
目線が行かずに怖くなり山田の部屋の
扉を閉める…。

涼介『ベッドの下のスペース…収納に
使ってるから誰も入れる隙間が
ねぇのに…』

肩を震わせて笑いを堪えながら
扉の方を見ていると今度は
伊野尾が訪ねて来て

慧『山田…』

涼介『……何…』

慧『明日、学校も休みだし…朝方まで
猫の魅力について話し合いませんか』

涼介『話さねーよ猫は可愛いけど
その話題だけで朝まで俺迎えらんないよ』

雄也『じゃあその話題に俺のペットの
チョコの話を加えたらいけると思う』

涼介『なんで動物限定なんだよ』

大貴『なら車の性格当てクイズしようよ』

涼介『あのさー…なんで1人で部屋に
居られなくなるのに見るの？』

大貴『見てない…今日のはゲームでした！』

涼介『系統は変わらんだろうが』

慧『皆怖がってるんだけど…
ゲームとは別に誰かが誰かを驚かせるから
恐怖が無限ループするんだよね
人が信じられなくなりそうです』

雄也『伊野ちゃんも俺を驚かせたじゃん』

慧『だって光が驚かすんだもん！』

涼介『裕翔くんと光くんは？
一緒に寝れば良いじゃん』

雄也『無限ループが続いて
眠れない気がするから
1人で寝るってー』

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