生意気なアイツは天使か悪魔か。 (ページ34)

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リビングの扉の奥は長い廊下が
続いている…
その場所でガタンッと言う音がしたり
痛いと言う言葉が聞こえたり
なにやら賑やかな声が聞こえる…

ただの廊下なのに何故そんなに
騒げるのかと不思議に思って
知念とAは廊下の様子を見に行った。

侑李『もーうるさいよぉ、
何してるの？』

雄也『お、知念なら出来るんじゃない！？』

廊下に居たのは高木,中島,八乙女で
足元を見るとミニセグウェイで遊んでいた。

A「テレビで見た事あるけど…
本物初めて見た…」

侑李『セグウェイこの間も乗ってたじゃん
その時は皆、普通に乗れてたのに
何であんなバタンバタン言うの？』

裕翔『普通に乗ってもつまらないからさー、
動画にアップしてる人達みたいに
スピンしたり、ドリフトしたり
出来ないかなぁって…』

光『で…挑戦したら今に至るわけよ！』

雄也『これが難しくて回ると
体持っていかれちゃって
吹っ飛んじゃうの』

裕翔『光くんとか吹っ飛び過ぎて
壁に顔、ぶつけてさぁ！』

雄也『アレは痛そうだったー！』

光『鼻が折れたかと思いましたねぇ…』

アハハと笑う３人に対して
僕もと知念がセグウェイの方に行き
足を乗せた瞬間に…

慧『止めてー！！』

岡本『大ちゃんStop！Stop！』

２階から聞こえる伊野尾と岡本の声に
その場に居た5人は体をビクッとして
驚いて

A「な…何今の…」

光『大ちゃんが伊野ちゃんと圭人連れて
ホラーゲームしてるんだって』

雄也『あ！俺ちょっと覗いたけど…
アレすっげー怖いの！』

裕翔『…今日の圭人は1人で寝れなさそう…』

光『僕…いけないことを思いついて
しまいました…』

わざと困った表情をする八乙女に
中島と高木が見ると
だんだんとニヤニヤしてくる
八乙女の表情を見て2人も察して…
３人共、2階へ向かい始めて

雄也『やばいって…絶対泣くって！』

そう言いながらも楽しそうで…。

裕翔『キレられそー』

その３人が悪巧みを考えてる
背中を見送る知念とA。

侑李『アレは…脅かしに行ったね…』

A「私だったら…キレるわ…」

侑李『怖がらないの？』

A「そりゃ怖いけど…怖さより
怒りが増して来そう…」

知念は乗ったセグウェイを前後に
少しだけ動かして

侑李『…乗ってみる？』

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