生意気なアイツは天使か悪魔か。

story 15 ページ15

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慧『“怖い”…いえ、何も…』


大貴『じゃAちゃん、またね！』


A「え？」


慧『また遊びに来るよー』


“いや、もう来なくて良いから！”


侑李『お邪魔しました』


有岡，伊野尾，知念の順番に
生徒会室を出ていき


侑李『涼介、行くよー？』


涼介『 はいはい』


最後に気だるそうに歩いている
涼介の背中を見ていると
こちらを振り返り


涼介『じゃ、また後で…ね？』


そう最後に言うと
涼介も出ていき
先程の賑やかな声は無くなり
シーンと静まりかえった
生徒会室


A「………」


“扉…直して行けや…”


A「仕事…増えたんですけど…」


疲れがドッと来たのか
壊れた扉を見ると
修理を頼む為に職員室へと向かい


A「今日は放課後、
残らずに帰ろう…疲れた…」


朝から先程の事まで振り返ると
小さくため息をはいて
歩きながら窓の外を見て


A「“出来ればもう、帰りたい”」


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