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「………………」
『何？』
「前から思ってたんだけど、正直スカート短いんじゃない？」
『皆こんなもんだよ』
「俺のところの女の子たちは、もっと長いけど」
『マークのところは頭がいい高校だからだよ』
高校に入学して1ヶ月。マークは着実にドヨンさん化してきてる気がする。ボタンをちゃんと留めろとか、化粧はあまりするなとか、帰りはあまり遅くなるなとか。『うるさーい』「や、ちゃんと聞けよ！」今日もそんな攻防をしながらお家の中をドタドタ駆け回っていたら「朝から元気だね」とぱっちりした目が半分しか開いていない状態のテヨンくんが部屋から出てきた。
『テヨンくん！おはよう！』
「ん、おはよ。元気なのはいいけど、ジェヒョンとドヨンはまだ寝てるから静かにできる？」
『はーい』
「よし、いい子」
テヨンくんに抱きつくと、ヒョンは疲れてるんだから離れろ、とマークに剥がされた。テヨンくんたちは、確かに最近忙しいみたいでお家に帰ってくる日が少なくなった。前までは毎日いたのに、週に2〜3回帰ってきたらいい方になって『寂しいな』と呟いたら「俺がいるじゃん」ってマークが拗ねたのはいつだっけ。テヨンくんと手を繋いでキッチンに向かっていたら、マークの視線が繋がれたそこに集中していたから『マークも繋ぐ？』と聞いたらすぐに頷いた。
『テヨンくん、マークも繋ぎたいって』
「あはは、違うよA」
『でもマークはうんって言ったよ』
「マークは…………」
「この馬鹿、わからず屋、鈍感」
『急な悪口やめてくれない？』
「お前が悪い」
「お兄ちゃんはお前たちが仲良くしてくれると嬉しいんだけどな」
『あ、そうだ、今日、帰りに友達とーーー「冷める前にメシ食おうよ」』
そうだ、これもだ。マークは私が学校であったことを話すのを嫌がるようになった。中学のときは今日はどうだった？ってマークから聞いてくれたのに、高校になってからは聞きたくないと言っているかのようにその話題を避け、そんなことより、と自分の話をする。マークがそうだと口にした訳ではないんだけど顔に出やすいからすぐに分かるのだ。嫌なことをされているときのマークは、片方の眉毛をあげて口をへの時にする。本人はポーカーフェイスのつもりでいるけれどめちゃくちゃ分かりやすい。仕事はちゃんとできているのか心配になるくらい。
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cafe(プロフ) - ハラハラしつつも、日常の中に見えるクスッと感がたまらなく好きです！（個人的にドヨンの溢れ出る主人公への愛とジェヒョンの静かなシスコンの対比が大好物です笑）。筆者様のペースでこれからも更新頑張ってください！続きも楽しみにしています。 (5月4日 18時) (
レス) @page30 id: 509f3fa889 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(プロフ) - 面白すぎる！素敵な作品です(*'▽'*) (5月1日 21時) (レス) id: 272efde30c (このIDを非表示/違反報告)
cooky(プロフ) - 続き楽しみにしております！ (4月28日 22時) (レス) @page28 id: 55ebdcbd41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴおん | 作成日時：2024年3月19日 8時
