３０【事件は工藤邸のお風呂場で起きました】 ページ31
「救急箱は用意しておくので、まずはその足と手についている汚れや血を洗い流してきてください」
『…わかりました昴さん。洗い流してきます。だから、そろそろ下ろしてくれませんかね安室さん』
「嫌です」
『なんでよ。即答かよ』
やっとの思いで入ることができた工藤邸。
それはとても喜ばしいことなんだけど、
目の前にはにこにこしてる昴さん。
昴さんの足元には、微妙な顔をしているコナン君。
そして、前回同様お姫様抱っこをしている安室さんとされてる私。
これは何の拷問だ。
色々とおかしいわよ。
なんでお姫様抱っこするのよ。
しなくても歩けるし、もうこけないわよ。
それに加えて、目の前でにこにこしてる昴さん。
この顔はにこにこではない。ニヤニヤよ。
絶対楽しんでるわよこの男。
「諦めなよ、Aさん。おとなしく安室さんに連れていってもらった方が絶対いいよ」
『………やだ』
「子供かよ」
『子供に子供かよって言われた…』
「洗面所はこの廊下の突き当たりです」
「わかりました。さぁ行きますよAさん。今度は暴れないでくださいね？」
『………下ろしてくれないと暴れ「ん？」…何でもないです。お願いします』
顔は笑ってるのに目は全く笑ってない安室さん。
笑顔で圧をかけられるのが一番怖いと今知ったわよ。
昴さんとコナン君は救急箱を取りに行き、私は安室さんに洗面所まで運んでもらう。
『これ、どうやって足の汚れと血を流すんですか。洗面台まで足を上げろと？』
「あなたはそこまで足を上げれないでしょう？それに、女性としてそんな格好をするのはどうなんですか。ここはシャワーを借りるのが一番いいんじゃないですか」
『…なるほど』
「じゃあ早く洗い流しましょうか。ほら、こっち来てください」
『そうですね』
お風呂場でシャワーを手に持っている安室さんのところへ移動する。
お湯の温度を確かめてる安室さんを横目に見ながら、スカートを少しまくり上げて…
『って、いやいやいやいや！！なんか流されそうになったけどこれはダメです。自分でやるので出ていってください。』
「ここまで来たら何も変わりませんよ。早く足を出してください」
『無理無理無理。出て行ってください！シャワーを貸して！！』
「大丈夫ですから。シャワーを持ってる手を離してください」
『全然大丈夫じゃないから！アウトだから！早く貸し「うわっ」あ…』
ポタポタと安室さんから滴る水。
これは完全にやらかした。
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はりねずみ。(プロフ) - 由羅さん» 神だなんてもったいないお言葉です……！ありがとうございます！ (2020年3月15日 17時) (
レス) id: f57cf1299c (このIDを非表示/違反報告)
由羅(プロフ) - 神、神ですね……神としかいいようがないです (2020年3月10日 14時) (レス) id: a829207c12 (このIDを非表示/違反報告)
はりねずみ。(プロフ) - 笑々さん» ありがとうございます！！笑っていただけて嬉しいです！私自身、そんな感じの会話が大好きなので、安室さんたちにもやってもらいました笑 ありがとうございます！ (2019年10月10日 23時) (レス) id: 2649fb9203 (このIDを非表示/違反報告)
笑々(プロフ) - 名前を呼ばせるところで、早すぎだろなんか腹立つな は声をあげて笑いました笑 ありがとうございます笑 (2019年9月23日 10時) (レス) id: f052978bd7 (このIDを非表示/違反報告)
はりねずみ。(プロフ) - ここねさん» きゃー！ありがとうございます！！とても！すごく！本当に嬉しいです！！続編でも面白さとキュンキュンを追求してお話を進めれるように頑張りますね！これからもよろしくお願いします！ (2019年5月12日 17時) (レス) id: 2649fb9203 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はりねずみ。 | 作成日時：2018年12月12日 7時
