アイドル ページ37
紫「…藤井さんのことか？」
「へ…」
�陲舛磴鵑寮爾�けに耳を疑う
"藤井さん"
なんで�陲舛磴鵑�流星のこと…！
紫「藤井さんのことは忘れろ。望はアイドルや。ファンの人を笑顔にするのが仕事やないんか」
そこでピンときた
最近連絡がないのは�陲舛磴鵑里擦い�
いつバレたんか知らんけど、流星との関係がバレたんや
でも…
でも…！
「アイドルだから恋愛したらあかんとか意味わからん！俺は本気で流星のことが好きやのに！」
なんでなん。なんでアイドルやったら恋愛したらあかんの？
俺やって普通の人間やねん
一般人みたいに恋したいねん
だけど、アイドルって自覚がないわけやないねん
だからデートやって数回しか行ってへんし、行った時には周りを警戒してる
「ほんまならもっと流星に会いたい。でもアイドルの仕事も好きやから、だからたくさん我慢してる。それでも幸せやねん」
ほんまに幸せやねん
流星が俺を好きでいてくれる
流星と付き合えてる
心と心で繋がってる
その事実だけでめちゃくちゃ幸せやねん
「流星と1ヶ月後に会えるとか、今日は電話できるとか、メッセージ1通くるだけでも嬉しいねん！」
仕事はなんだってそうやけど、アイドルだから楽なんてことない
詰め詰めのスケジュールにボロボロになりそうになることもある
うまくいかんかった悔しさで泣く日だってある
できない自分に頭を抱えてマイナスにしか物事を捉えられなくなることだってある
それでも、流星の存在がいつも俺の心の支えで
流星の反応が良ければ、ファンの人も喜んでくれるんちゃうかなって前向きに捉えられる
流星を考えるだけで"頑張ろう"と思える
「アイドルとしてファンの人の笑顔を見るのも大好きやけど、1人の人間として1人の人を愛したらあかんの！？」
決してファンの人たちが嫌いとか、そんなんちゃうねん
ファンの人たちも大好きやし、ファンの人たちのことも大切や
それでも、藤井流星という1人の人を愛してんねん
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作者名：まかろん
| 作成日時：2023年7月8日 23時
