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"望を幸せにできるか"
いや…
"彼氏として"
望を幸せにできているのか
そう聞かれると、これまでの自信が急に無くなってしまった自分が悔しい
"愛してる" "愛し合ってる"
そうやって胸を張ることはできるのに
"彼氏として"望に何か出来てるのか、幸せを与えられてるのかと聞かれると、自信持って"はい"とは言えない
そんな自分が悔しくして仕方ない
「今頃、望は芸能人と遊んでんのか…」
ふと見たスマホには望からの連絡
大切な人 大切な人 が画像を送信しました
大切な人見て見て!
このサングラスどれも流星に似合いそう!
今度一緒に選びに行こ?
送られてきた写真には、ズラーッと並んだサングラスが
きっとショッピングしてる途中で見つけたんやろうけど、どれも高そう
一般人の俺からしたら手を出すのを迷うくらいの値段なんやろうけど、望からしたらそんなことないんかな
「はぁ…」
こうして送ってきてくれることは嬉しい
なのに、いつも値段が気になってしまうのはどれも高そうなものばかりで
俺からしたら手を出しにくいものな気しかしないから
でも、その度に俺は望が送ってくれた写真を保存してなんかのご褒美に奮発しようと考える
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作者名：まかろん
| 作成日時：2023年7月8日 23時
