アイドル ページ4
「皆さんのサポートのおかげです！ありがとうございました！また皆さんと一緒に素敵なツアーを作ることができたらと思います！それじゃあ、かんぱーい！！」
スタッフさんと一緒にツアーを振り返りながら飲む酒は美味しい
個室やし周りを気にせずワイワイしながらみんなで食事をしていると
「……！」
店員さんが料理を届けに来た時に開いた扉
その隙間からとある人物が見えた
俺の見間違えやなければ彼や
店を貸し切ってるわけやないから一般のお客さんもいる
扉が開くと少しだけお客さんが見えるんやけど、ちょうどそこに彼がいた気が…
確証なんてないのに"彼がいるかも"と思うだけでドキドキと早くなる鼓動
どうしよ。同じところで食事してるなんて。
偶然の遭遇に高鳴る胸
俺は我慢できずに…
「�陲舛磴鵝△舛腓辰肇肇ぅ豺圓辰討�るわ！」
紫「おう！いってらっしゃい！」
�陲舛磴鵑棒爾鬚�けて席を外す
ほんまに彼なんかな
それが確かめたくて、俺はさっき見えた席の前をわざと通ってトイレに向かう
「っ…！」
間違いない。彼や。
いつも後ろから俺を見てる彼やった。
でも…
赤「のんちゃんのライブ凄かったなぁ！俺、もっと前で見たいわ！！今度は前の席のチケット取ろうや！」
青「あー、はいはい。勝手にしろ。俺は後ろからのんちゃん見れれば満足やから」
赤「はぁ！？なんでやねん！流星も一緒に前行こうや！俺と一緒にライブ行くの楽しいやろ？な？笑」
青「うっざ笑 別にお前おらんくても1人で行くわ笑」
トイレへ向かうときに聞こえた会話が俺の脳内で再生される
彼と一緒におる人も俺のファンかな…？
のんちゃんって言ってるし、さっきのライブ来てくれてたってことよな？
嬉しいはずやのにモヤモヤする
だって、ベタベタ彼に触って、"俺と一緒に行くの楽しいやろ？"って自信満々な顔して…
それに対して彼も満更でもなさそうな顔してたし、いつもあんな感じなんかな？
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作者名：まかろん
| 作成日時：2023年7月8日 23時
