さとみと通称夫婦のすとぷりメンバー10

Happy Ever After ページ49

純白のドレスに身を包んでいる私









鏡の中には、恐らく世界中の女性が1度は憧れる花嫁がうつっている









プロの方達が綺麗にしてくれた









もしかしたら今日が人生の中で1番綺麗な時かもしれない









憧れていたザ・プリンセスなウェディングドレスを選んだ









最終的にドレスを決めたのは私で、さとみくんは私がどのドレスを選んだのか知らない









ドレス選びの時のさとみくんは役に立たなかったね笑









私が何着ても可愛いと綺麗しか言わなくて









もうすぐファーストルックの時間









スタッフの方が部屋から出て行った









さとみくんが部屋に来るのを1人で待つ









もしかしたらプロポーズされる時よりもドキドキしてるかもしれない









タキシード姿のさとみくんに早く会いたいな









コンコンとドアをノックする音が聞こえた









「どうぞ」









私がそう言うと、静かにドアが開いた









泣きそうな顔しながら笑って私に近づいてくるさとみくん









「何か言ってよ笑」









さとみ「何も言葉が出てこないどうしよ」









そっと控えめに私を抱きしめた後、腰に手を回したまま鼻が付きそうな距離で私に笑いかける









さとみ「本当に綺麗だよA こんな世界で1番綺麗なお嫁さんと結婚できて幸せ者だなぁ俺は」









「さとみくんもかっこいいよ 世界で1番」









さとみ「Aが今泣いたら俺も泣くから絶対泣くなよ」









「そんな無茶言わないでよ笑」









さとみ「今すぐキスでAのことどうにかにしたいんだけどダメだよね？」









「ダメに決まってるでしょ笑」









何言ってるのって言うとだよねって笑う









さとみ「じゃあこれで我慢しとく」









そう言って私から少し離れ、いつの日かみたいに片膝をつく









どこかの国の王子様みたいに、流れる動きで私の手の甲にキスを落とした









さとみ「心の底から愛してるよA」









じっと私の目を見て言ったさとみくん









「私も心の底から愛してる」









彼とならこの先どんなことが待ち受けていたとしても、私達2人なら乗り越えていける









さとみ「俺のお姫様」

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