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向日葵#24 ページ25






『何も、ない…。』



し「…」



しげは静かに、優しく私の手を掴んだ。





『しげ…?』




し「ほんまはっ…Aの口から言うて欲しかった」





段々、私の手を握る力が強くなる。


しげの声も震えている気がした。







し「A、夏入院するんやろ、?」




『えっ、何で、』




し「Aのおかんから教えて貰った」




『母ちゃん、言わんでって言うたのに、』









怒りと悲しさで、感情がぐちゃぐちゃ。








『知られたくなかったんに、3人には知られたくなかったんにっ!!…』





つい声を荒らげてしまった。




し「Aっ…」





私はとうとう、しげの前で泣いてしまった。








し「A、そんなに嫌やったか…」



『心配かけたくないしっ…迷惑かけた…ないっ』




しげの身体が優しく私を包み込む。

そして、
抱きしめる力が強くなる。



私は驚いたのと、安心したのとで

しげの裾を思わず掴んだ。




し「ええやん、いっぱい迷惑かけてよ?

俺、Aの力になりたいねん。」



『っうぅ…』







し「逆に俺、この事ずっと隠されるんが、すごい辛かったんで?」





なんて言いながら微笑んでるような気がした。







『ご…っめ、ん…』


し「ええんよ、」







しげは、その後も暫く私の隣に寄り添ってくれた。

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設定タグ:ジャニーズWEST , 重岡大毅・神山智洋 , 病気   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:さくらえび# | 作成日時:2017年8月11日 15時

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