向日葵#16 ページ17
＊
し｢俺ら3人にさ、隠してることあらへん？、｣
隠してること…
そんな、気づかれてないよな…？
『急にどうしたん、何もないよ？』
し｢嘘やろ、何も無い訳ないやん、｣
『 … 』
何で、
嘘だって思うん？
し｢覚えてない？よく俺ら４人で言うてたやん、
隠し事はなしやって。｣
『ほ、ほんまに何も無いってっ、』
そう言うと、
しげは何かを堪えるように俯いた。
嫌だ、そんなしげは見たくないよ、
しげ最近おかしいよ、
何でいつもみたいにおちゃらけて笑ってくれへんの、
『 、 』
やって、
私が夏入院するって、癌やって言ったら？
もっと辛くなるやん、悲しくなるやん、
言いたくても言えへんよ…
『私、何か隠してるように見えるんかなぁ。
ほんまに何もないねんで？心配しやんといて、』
無理して笑顔作ってるのバレないように。
し｢っ、｣ ( ガラｯ )ﾄﾞｱが開く音
保先｢あらっ？体調悪い子？
ごめんね、留守してもうて、どうした？｣
し｢っぁ、えっと、体調悪いみたいで…｣
しげが言ってくれた。
保先｢そうか、早退しよか？
親御さんに迎え来てもらう？｣
『親、仕事で…』
保先｢あらっ｣
し｢あー、やったら帰り俺迎えいくんで。
A、待っとれる？…｣
『ん、』
結局、下校時に迎えに来てくれるまで
私は保健室のベッドで安静することに。
あぁ、何か気まずいなぁ…
＊＊＊＊＊
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本当にありがとうございます。
評価もありがとうございます！
最近バイトでなかなか更新出来ずに居ましたが、
また大分間が開くので、ちまちまと更新していこうと思います。
よろしくお願いします。
さくらえび#
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作者名：さくらえび# | 作成日時：2017年8月11日 15時
