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「ふふ、で？りょーすけ？」
しばらく俺の腕にすっぽりと収まっていた知念が、
ふと弾んだ調子で俺の耳元でそういった。
「で？って？」
「んー？…んふふ、えー？」
「なんだよ、どうしたの。」
知念の顔を両手で挟んで少し上を向かせると、
俺と目を合わすまいと、
照れたように斜め下の方を見る知念。
さっきから、話し方や所作は可愛らしいけれど。
声に混ざる吐息とか、長い睫毛の影とか。
どうにも色気が見え隠れしていて、
…期待、してしまう俺。
でもきっと、期待してるのはもう俺だけじゃない。
「言ってみ？」
「…僕のこと、好きにしていいんだよ？」
悪戯な笑顔を浮かべた知念は、
同じ台詞を繰り返した。
「好きにしてください、じゃなくて？」
とん、と軽く知念を押してその上に覆い被さる。
知念は少し耳を赤くして、
上目遣いで俺を見つめている。
そしてその腕を俺の首の後ろに回して、
更に言い返す。
「ふふ、りょーすけ調子乗りすぎじゃない？
…余裕、ないくせに。」
綺麗すぎるくらいに口角を上げた知念は、
ぐいっと俺の頭を引き寄せて、
唇が触れ…ないギリギリの距離までふたりの顔が接近した。
俺の心臓はドキドキしっぱなし。
でも生憎、俺、やられっぱなしは嫌な性分なんだよね。
「…侑李、」
一瞬、知念が動揺した隙を狙って、
噛みつくようなキスをした。
何度も何度も角度を変えて、少しずつ深く。
「ん、ぅ、…りょ、すけ、」
だんだん甘くなる知念の声と、
力が抜けてだらんと俺の首から外れた両腕、
誘うように揺れる腰。
その全てに煽られる。
唇を離すと、とろんとした目で俺を見て、
それから。
「もっと、して？」
負けず嫌いなのは知念も一緒。
浅い呼吸を繰り返しながらも挑発的な目で俺を見つめる知念が、俺は、やっぱりどうしようもなく愛おしいのだ。
「…俺の負けだよ。」
「え？」
「なんでもない。」
不思議そうな顔をする知念に、また深く口付けて、
それから先は…
2人の秘密♡
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たいやき(プロフ) - めっちゃ良かったです〜！！（泣）個人的に１番最後のシーンが好きです(^o^)やまちねは最高ですね！！これからも頑張ってください！ (2019年11月1日 20時) (
レス) id: 2edd79c1bf (このIDを非表示/違反報告)
りょんな - 恋桃さん» 最後までお読みいただきありがとうございました！！恋桃さんのコメント、とっても励みになりました（ ; ; ）きっとまたすぐ書きたくて堪らなくなると思うので、その時は是非読みにいらしてください！ (2019年4月10日 18時) (レス) id: c9b41bfb40 (このIDを非表示/違反報告)
恋桃(プロフ) - 完結おめでとうございます！！最後のシーンめちゃくちゃドキドキしながら読みました！！いつかまたりょんなさんのお話が読めることを期待してますね♪ (2019年4月9日 22時) (レス) id: 57441c0be9 (このIDを非表示/違反報告)
りょんな - 愉快@mokaさん» コメントありがとうございます^^全然神なんかじゃないですよ(>_<)でもとても嬉しいです、ありがとうございます(*´∀｀*)あと少しですが最後までよろしくお願いします！ (2019年4月8日 16時) (レス) id: c9b41bfb40 (このIDを非表示/違反報告)
りょんな - あひる☆さん» 最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです(*^^*) (2019年4月8日 16時) (レス) id: c9b41bfb40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りょんな | 作成日時：2019年3月31日 14時
