お花屋さんの私と彼

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いつも優しいマク先輩に甘えて

次の日も、その次の日も連絡を待ったけど

一向にこなくて



一週間が経った




ジェノくんにも連絡する勇気がなくて

会えてもないから謝れてない



『 はあ… 』



大きくため息をつくと携帯が震えた



画面を見るとジェノくんからの電話だった


急いで出る



『 も、もしもし？』

ジ「 もしもし、良かった出てくれて 」

『 ジェノくん、』

ジ「 ん？」




『 この間は本当ごめんなさい、せっかくのチキン食べ放題だったのに私のせいで… 』

ジ「 Aちゃんが謝ることないでしょ？それに俺嬉しかったよ、あんなこと言ってくれて 」



思い出して恥ずかしくなる



『 つい勢いで… 』

ジ「 そういうところ面白いよね(笑)」



ハハハ、と笑い声が聞こえてきて

爽やかな笑顔が目に浮かぶ




『 なかなか連絡できなくてごめんね、私って何でこうもヘタレなんだろう… 』

ジ「 俺こそできなかったよ、ごめんね？」

『 ジェノくん謝ること何もない！』




ジェノくんに謝らせちゃうなんて

私ってどこまでもダメダメ…




ジ「 ちゃんとマクヒョンに送ってもらえたみたいで良かった 」

『 あ、うん… 』




マク先輩のこと今すっかり忘れてた



ジ「 …何かあった？」

『 何か怒ってて… 』

ジ「 怒ってる？」

『 うん… 』

ジ「 そっか 」




マク先輩の言葉を思い出す


中途半端な私が嫌、か…


ジェノくんに対してってことだよね




強くならなきゃ






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