お花屋さんの私と彼

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席についてチキンを頼む



ジ「 本当久しぶりだね 」


お水を飲んでそう言うジェノくん



『 ごめんね、何も連絡しなくて 』


ミナさんが亡くなった時


ジェノくんに何て言ってあげれば良いか分からなかった



ジ「 ううん、お花Aちゃんが選んでくれたんでしょう？」


マク先輩かな…？


うんうん、と頷く



ジ「 ミナ、絶対喜んだと思う 」



そう言ったジェノくんの顔は

全然寂しそうでも切なそうでもなかった



ミナさんが、ジェノくんを強くしたんだ


本当にすごいな、ミナさん




『 そうだといいな 』



チキンが運ばれてきて

私は久しぶりにチキンを口にした



『 美味しい… 』

ジ「 大好きだもんね(笑)」

『 しかも食べるの久しぶりだから… 』



そうなの？、と目を大きくする



ジ「 だからかな？少し痩せた…？」



あの時から食欲は減ったままで

最近ようやく食べれるようになってきたところだった



『 やったあ、痩せた〜 』



そう言ってチキンを食べると



ジ「 それと何か大人っぽくなったね 」



平然とまたそうやって褒めてくる


でも前ほど私の心臓はドキドキしてなかった


不思議だなあ





これもミナさんのおかげかな…？







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