“好き”の色【テニプリ】

＊解説 ページ35

「crime and punishment」【仁王雅治】
これは意味通り「罪と罰」です。
仁王くんにはずっと片想いしている女子がいて、それが夢主です。
仁王くんはどのようにして自分の虜にするのか、考えた結果、普通の人ならしないような事を書きました。
告白より前にキス。されたら普通は嫌がりますよね。
だって好きでもない人にされたのですから。
そこから題名の「罪と罰」を思いつきました。
仁王くんが夢主にしたキスは罪、夢主が作中で言った「もう話しかけてこないでっ！！」とう言葉は罰。
想いを伝えずにいきなりキスをした仁王くんへの、罰。
罪と罰があるのなら、仁王くんは罪人かな？と思いまして。
作中の雪は、丁度作成したその日に雪が降っていたので、使いました。
いつか仁王くんのハッピーエンドも書きます！
作者、バッドエンドの方が好きなのですが。

「歌姫と魔法」【跡部景吾】
このお話はおとぎ話、「人魚姫」をイメージしました。
元々夢主と跡部は付き合っているのですが、跡部には婚約者がいて、という設定です。
夢主は跡部の事が大好き。だからこそ、ずっと一緒にいたい。そう願うようになりました。
だけど、そう願ったところで現実は変わらない。
悩む夢主に悪魔が現れて、夢主と契約を交わします。
「ずっと一緒にいられる代わりに、歌声と引き換え」
夢主は戸惑います。
跡部とずっと一緒にいたいのは確かですが、自分から歌声を取ったら何が残るのだろう。
だって、夢主にとって歌は、唯一の特技であり、取り柄なのだから。
ですが、歌よりも跡部とずっと一緒にいる事の方がいい。
そう考えた結果、悪魔と契約を交わしました。
契約を交わした以上、それを破れば泡となって消えます。
その事を夢主は跡部に伝え、跡部はやむを得ないと、承諾します。
そして夢主は歌声を奪われます。
でも、跡部とずっと一緒にいられるのなら、それでも構わない。
2人はこれでずっと一緒、です。

「ピアノに乗せて」【鳳長太郎】
これは以前書きました「太陽なきみ」の続編です。
鳳くんは夢主への想いに気付き、アプローチを始めます。
でも、自分に出来る事は、ピアノの演奏を聴かせる事だけ。
だけど自分に出来る事は全てやった。
そんな時、夢主に彼氏が出来てしまいます。
鳳くんの想いは儚くも散ってしまいます。
だけど鳳くんの事なので、夢主の幸せを優先するかな、と。
だからこそ、最後は涙を流しても笑顔で。

夢ならば、いっそ【白石蔵ノ介】→←ピアノに乗せて【鳳長太郎】

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