Ｕ-17の伝説

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新技と実力ページ8

A「``操り``！」
平「…！？」
鳳凰、戸惑ってる。
そりゃそうだよね。初めて見せるもん。

実は、こっそり新しい技の練習をしてた。
カズヤ達にも内緒で。
``操り``って技は、相手の脳内をコントロールできる技。
そして、相手の脳に命令する。
今命令したのは、「これ以降ボールを返すな」。
この技の命令は絶対服従。
避けようとしても、避けられない。
だから、必然的に私が勝つ。
ー－－
審「ゲームセット！ウォンバイ星月！6－0！」
ふう、勝った。
でも、衰えてなくてよかったー。
結局、あの時と同じ。
1ポイントもとられることなく、圧勝。
これでもトッププロ倒してるしね。

越「A」
A「何？」
越「さっきの技はなんだ？」
徳「俺たちにも内緒でつくったんだろう」
A「バレてたのか…」
平「…さっきの技はなんだ」
鳳凰、分かってたんだ。
``操り``は本来、試合終了した後は使われた記憶はないのに。
「負けた」っていう記憶だけ残るのに。
どういう試合だったかも、偽の記憶。
使われる前は違うけど。
A「あれはね…」

奏「へえ～そういう技なんだ」
平「つまりオレの脳をコントロールしてたのか」
A「うん。でも使えてよかったー。初めてだもん、出すの」
徳「普段は俺たちのサポートばかりだもんな」
A「そうなんだよ」
あー…疲れた。
寝たい。

…この考えが恐ろしい事態を招くとは、今のAはまだ知らない。