Ｕ-17の伝説 (ページ17)

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出会ったころ2 ページ17

ー1番コート－
？「修さん、その女の子は…」
種「新しいマネらしい」
A「星月Aです。よろしくお願いします」
？「僕は入江奏多だよ。よろしくね」
A「はい！…あの」
2人「ん？」
A「平等院って人…いますか？」
平「俺だが…」
A「あ、あなたですね。なんかコーチからの命令で私と今から試合をするらしいです」
全「！？」
？「女子が？」
？「…できるのか？」
こら、聞こえてるぞ。
私、耳はいいぞ！
A「じゃあ、行きましょう」
平「…ああ」

ーコート内ー
A「私からのサーブですね」
平「手加減はしない」
A「そんなのいいですよ。じゃあ…行きます！」
バンッ
全「！？」
種「な、なんや今の…。まるで見えんかった…」
え、これくらい普通でしょ。(え)
審「フィ、15－0…」
パンパン
…バンッ！
平「もう返せる！」
さすが。…でも。
バシッ
A「これくらい返せる」
…でも、この人は強い。
A「…そうだ」
…バシッ
全「！？」
入「い、今のって…」
種「マッハ…！？」
私の技の一つ、「模倣」。
一度見ただけで、その技を打てる。
一応資料を動画でもらったからね！
だけど、あれ…「ブラックホール」は打たない。
すごい技だけど、その分体に負担がかかる。
少なくともこの試合では。
A「ハッ…！」
種「今のは…俺の「己滅無」…！」

…その後。
審判から「ゲームセットウォンバイ星月。6－0」
という声が聞こえた。
てか、あの技はヤバかった。
「パイレーツオブザワールド」だっけ。
めっちゃボール来るからびっくり。
危なかった…。
平「…強いな、お前」
A「平等院さんもね」

A「…それが出会ったころ。その後高校生たちと仲良くなった」
切「へえ～…。やっぱA先輩スゲーっす！」
A「ありがとう」
…でも。