7話 ページ8
菊丸「ちょっと夜美ちゃん〜?表情固いよ?」
菊丸が近付いたのか、夜美は柔らかい、女の子らしい笑みになった
A「あっ、ごめんね……。えっと、君は……」
越前「……越前リョーマ。1年」
越前は若干警戒しながらも、名乗った
片手にはPontaを持って
じゃあ、俺先行くねーんと菊丸が部室を出ていくと、夜美は通常運転に戻った
いつもの、人形のような無表情
大石「夜美さん。早速で悪いんだけど、ジャージに着替えてマネージャー業をしてくれないかな?」
レギュラージャージを差し出しながら、大石は頼んだ
夜美はそのジャージに懐かしさを覚えながらも、分かったと承諾した
A「……あの、着替えるので、すみませんが出ていてもらえないでしょうか……」
はっとなる部員達
夜美の言葉を最後に、ぞろぞろと部室を後にした
出るや否や、越前は乾に話しかけた
越前「乾先輩。あの夜美って人と英二先輩、どんな関係なんすか?」
乾はデータノートをぱたりと閉じ、一言
乾「……夜美は心を開かないだが、菊丸に対しては少し開いてるようだ」
それだけだ、と言ってコートに入る
皆は知らない
夜美の、菊丸に対する想いを
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