幽.霊.部.員【テニプリ】 (ページ7)

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6話ページ7

夜美は菊丸に駆け寄るや否や、口を開いた

A｢英二くん、来れなくてごめんね…
次からは頑張ってくるから！待っててくれてありがとう｣

普段の夜美からは想像できないほど柔らかく、女の子らしい笑みを浮かべた

それに対し、菊丸はさも当然のように話していた

この2人の関係に、部室にいた一同はざわめき始める

菊丸の相方である大石ですら知らないような雰囲気をだす2人

周りは唖然とせざるを得ない状況だった

しかし、その空気は一変する

越前｢なんすか、この状況…
あの人、菊丸先輩の彼女っすか？｣

今年入部したばかりの越前は状況を全く理解出来ていなかった

いきなりやって来た夜美を見ては、喜びの表情を露にした反面

今は口をあんぐりと開けている

夜美Aというマネージャーを知らなかったのも大きな理由だろう

それを直ぐに理解した大石は、まず1年生に夜美を紹介する事にした

夜美は菊丸との会話を止め、大石の隣にためらないながらも歩く

大石｢彼女は夜美Aと言って、3年のマネージャーだ
暫く来てなかったから、皆あの反応だったんだ｣

A｢えっと…よろしくお願いします｣

すっかり通常運転に戻った夜美は、戸惑いながらお辞儀をした

さっきの雰囲気とは真逆で、近寄り難い無口な表情へと戻っていた