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3話 ページ4
暫くすると、教室にレギュラーの1人、乾貞治が入ってきた
夜美と乾は、他の人よりも仲が良い
夜美が少しだけ心を開いている、たった一人の人物だから
乾「やあ、おはよう、夜美」
A「おはよう、乾」
毎朝繰り返される挨拶
幽霊部員になっても、乾は夜美を嫌ったりしなかった
仲が良い、という点もあるかもしれないが
乾「そろそろ部活に戻ってこないか?皆待ってるぞ」
この言葉に、夜美はぴくりと耳を疑った
あの人達が心配?
そんなの、する訳ない
マネージャー不足なだけ
私は……ただの使い捨ての道具
夜美は過去の事もあり、人を、言葉を、簡単に信じたりはしなかった
乾に目を背け、一言
A「……やらない」
その言葉は、虚空に消えていった
だが、乾は諦めたりはしなかった
乾「そうか……なら、レギュラーにだけでも、会ったらどうだ?」
意思が変わるかもしれない、乾はそう言った
Aの心を占める気持ち
あの人に、また会いたい
お願い、もう私に構わないで
いつになく矛盾している心
それを知りながらも、Aは乾の誘いを渋々承諾した
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