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12話 ページ13

スズメたちの(さえず)

その声を聞きながら、いつもどおりの道を歩く

ただ少し違うのは、また早い時間に学校に向かっていること…

テニス部の朝練だ

周りは部活動生達ばかりである

青春学園の門を潜り、真っ先に部室に向かった

先に、部活動生たちばかりと言った

だがテニス部の人たちは自主的に練習をするため、集合時間より早く来ていた

その事に夜美は感心しながら準備を始めた


部員たちが揃い、全体的に練習を始めたころ

1人遅刻してきた者がいる

この場合、大抵は越前リョーマ、彼である

夜美は昨日初めて対面したばかりであるリョーマを叱るべきか迷っていた

だが、その迷いも無意味なようで、彼は既に手塚国光によって罰が与えられた

後輩にも容赦ない手塚に苦手意識を持ちながらも、仕事を再開した

朝練の残り時間も、あと10分を切ったところ

夜美は片付けを始めていた

もう使わない道具を次々に閉まっていく

その時……


女1「あ、Aちゃんだ」

女2「本当だ!Aちゃん頑張ってね〜」

A「え、うん、ありがとう」


不意に声をかけてきた2人組

夜美は戸惑いながらも、声をかけてきた2人にぎこちなく手を降った

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作者名:星月姫、月詠乃朱 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年5月26日 14時

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