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11話 ページ12
菊丸「んじゃ夜美ちゃん、また明日〜!」
A「また明日ね、英二くん!」
夜美は可愛らしい女の子のような笑みで菊丸に手を
振る
菊丸もそれに応えるように、笑顔で手を振った
菊丸がいなくなった後、夜美はすっかりいつもの通常運転に戻った
A「……また、か……」
夜美は分からない
菊丸といる時は、まるで恋する少女みたいになるのに、菊丸がいない時は人形みたいな無表情になる
"心"が分からない
菊丸に対する気持ちは、夜美自身が一番分かっている
だからこそ、分からないのだ
夜美はふう……と、一息ついてからドアを開けた
A「ただいま」
遠くからおかえり、という母の声が聞こえる
夜美は靴を脱ぎ、ひんやりとした廊下に上がった
母「おかえりなさい、学校はどうだった?」
A「……いつも通り、楽しかったよ」
嘘ではない
またマネージャーに戻り、菊丸とも接する事が出来た
それは彼女にとって嬉しい事
だが、
自分の心、そして……
自身の扉が開かれる未来の事を
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