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NO.51 ページ7

ー奈々sideー

奈「へえ、幸村くんは焼き魚が好きなんだね!」
幸村「うん」
奈「好きな色は?」
幸村「水色かな」
奈「あ、私も!一緒だね」
幸村「うん……」

……幸村くん、さっきから心ここにあらずって感じ。
もしかして、私との会話が楽しくないのかな?
私の事を見てくれるけど、それは会話をする上で当たり前の事。
他に、好きな人がいるのかな?

奈「__幸村くん」

私はお弁当を食べる手を止め、幸村くんを真っ直ぐ見る。

幸村「何?蓮水さん」
奈「幸村くんの事、名前で呼んでいい?」
幸村「え……」
奈「駄目?」

少しだけ首を傾げて(かしげて)、問う。

幸村「……いいよ」
奈「ありがとう!私の事も奈々でいいよ」
幸村「うん……分かった」

___少しでも、貴方に近づくため。

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作者名:spark | 作成日時:2019年2月12日 10時

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