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NO.49 ページ5
奈「早速で悪いんだけど……今日、一緒にお昼ご飯食べられるように言ってくれない？」
奈々は首を
A「うん、分かった」
承諾した瞬間、奈々の顔がパアッと明るくなる。
奈「ありがとう！それにしても……こんなに良い子と付き合えて、柳くんは幸せだね」
A「あはは……そうかな？」
＿＿＿実際、蓮二が私と付き合えて幸せかは分からない。
私は……幸せだって、思えてない。
どうしてなんだろう。
私は蓮二の事が好きなのに。
もしかしたら、蓮二に対する‶好き″は、恋愛感情じゃないのかもしれない。
どちらにせよ、私が奈々の恋を邪魔する理由はない。
親友として、奈々の恋を応援するのだ。
A「精市の所、行ってくるね」
奈「あ、うん！いってらっしゃい」
奈々は笑顔で小さく手を振りながら送り出してくれた。
私もそれに答えるように、笑顔で小さく手を振りながら精市の所へ行った。
A「……精市。ちょっといい？」
幸村「うん、どうかした？」
A「今日のお昼ご飯なんだけど……蓮二と食べるから」
幸村「……そっか」
A「代わりに、奈々と食べてくれない？」
幸村「え、蓮水さんと？」
A「うん。奈々は承諾してくれたよ」
幸村「……分かった。Aが言うなら」
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作者名：spark | 作成日時：2019年2月12日 10時
