検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:4,645 hit

NO.64 ページ20

ー幸村sideー

Aが、1時間目をサボった。
何かあったのかな?
そういえば、奈々と空き教室に行っていたような……
もしかしたら、そこで何か言われたのかな?

Aの事ばかり考えて授業に集中できない。
やめよう、Aの事を考えるのは。
だって、俺の彼女は___


授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。
その数分後に、Aが戻ってきた。
……あれ、目が赤いな。
もしかして、泣いていた?
暗い空き教室の中、1人で。


何か奈々と話してるな。
俺はAと話したくて、奈々に話しかけた。
当然の考えだろう?
彼女に話しかけるのは、彼氏として当然の事。
これでAと話すきっかけが作れる。


__だけど、ここで奈々が思いもよらない発言をする。
それは、Aが俺の事を名字で呼ぶ事。

どうして?
理由は、単なる嫉妬だった。
別に友達だからいいじゃないか……!
そんな怒りも届かず、俺はAの方へ目を向ける。
困惑している。動揺している。
それはそうだ。
現に俺だって、困惑しているし、動揺している。
……Aは、どう返すの?


A「分かった、じゃあ……幸村も私の事、名字で呼んでね」

了承してしまった。
ここで俺が嫌だと言ったら、2人はどんな顔をするんだろう。
だけど、愛しい人との関係を壊したくない、失いたくない……


幸村「……うん」

NO.65→←NO.63



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
18人がお気に入り
設定タグ:テニプリ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:spark | 作成日時:2019年2月12日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。