紳士と優しき人 ページ22
おっといけない、購買へ行ってパンを買わなければ!
A「ご、ごめん精市!私お昼があるから!」
幸村「そっか、じゃあまたね」
精市に軽く手を振り、購買へダッシュ。
運動部でもない私は、すぐに限界が来てしまう。
A「ゼエ…ハア…」
「大丈夫ですか?」
A「え…?」
「おっと失礼。私は柳生比呂士です。…顔色が良くない。体調がすぐれないのですか?」
え、何この人、紳士かよ。
現実にいたんだね。
A「あ…私は購買にパンを買いにダッシュで行ったら、限界が…」
柳生「なるほど、そういう事でしたか。とりあえず私のハンカチをどうぞ」
A「ご丁寧にどうも…」
私は柳生くんが差し出してくれたハンカチで汗を拭いた。
A「これ洗って返しますね!ありがとうございました!」
柳生「いえいえ。ちなみに、校内は走ってはいけませんよ」
A「あ、ハイ…」
…あ!!パン!!
咄嗟に思い出して購買を見ると、全滅…。
A「嘘やん…」
「おい、大丈夫か?昼飯ねえのか?」
A「はい?」
「あ、俺ジャッカル桑原。パンならさっき売り切れたぞ」
A「な、何だと…」
ジャッカル「…あ、俺の1つやるよ」
A「え!?いいの!?」
ジャッカル「ああ。腹減ったら困るしな」
うおう…ジャッカルくん、君は優しき人や!
この恩は…
A「一生忘れない!」
ジャッカル「何をだよ」
あ、本音が…。
ジャッカルくんはどうやら笑っている様子。
ま、いっか!
16人がお気に入り
「テニスの王子様」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
spark(プロフ) - 白銀水龍さん» 本当ですね!ご指摘ありがとうございます!修正いたします! (2019年2月1日 16時) (レス) id: a9d5da8e17 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - あの3話だけ赤也の名前が入っています!三年なのに? (2019年1月31日 22時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:spark | 作成日時:2019年1月29日 16時