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憧れの人 ページ11

A「あ…あれは…!!」
汐「ん?どうかした?」
A「見て!幸村くん!」
汐「あ、本当だ」
そう、私はひそかに幸村くんに憧れている。
何でかって?幸村くんは、絵が上手いから!特に水彩画!
A「私、幸村くんに憧れてるんだー…」
汐「へえー。話しかけてくれば?」
A「えっ!?」
話しかける!?
無理!!
だけど…このチャンスを逃したら…。
A「…行ってくる」
汐「健闘を祈る」

ー幸村sideー
A「幸村くん!」
幸村「え?」
女子が話しかけてきた。
ミーハーかな…。だったら嫌だ。
A「じ、実は私…幸村くんに憧れてるの!!」
え?俺に憧れてる?
幸村「何で?」
A「幸村くん、絵上手いから…。私も、絵描いてるんだけど」
そう言って女子はスケッチブックを差し出す。
A「どうぞ…。見ていいよ」
幸村「ありがとう」
俺はスケッチブックをペラッ…ペラッ…と、一枚ずつめくっていく。
幸村「…すごい」
素直にそう思った。
彼女の絵には、人物の臨場感や迫力が伝わってくるから。
それに何より、彼女の優しい気持ちが伝わってくる。
ほとんどラフ状態だけど、完成したらもっとすごくなる。

幸村「あれ?このページは?」
A「あ、そこのページは丸井くんに渡したの」
幸村「ブン太に?」
A「うん」
彼女は語った。
放課後、教室で絵を描いているところにブン太が現れた事、それをブン太が絶賛した事、完成したら俺に渡すようにと約束させられた事、そして渡した事…。

幸村「へえ、そんな事が…」
A「じ、実は…スケッチブックに描いてる人物、ほとんど幸村くんがモデルなの」
幸村「え!?」
その言葉に驚き、もう一度スケッチブックを確認する。
幸村「本当だ…」
A「ごめん!迷惑だった?」
幸村「全然!むしろ描いていいよ!」
A「本当?ありがとう」
彼女は笑う。
その時、少しドキッとした。

幸村「名前は?もっとキミと話がしたいんだ」
A「夏川A!また話そうね、幸村くん!」
彼女は立ち去る。

今日話そうかな。

初登場、姉→←マドンナってどこまでいい子なんだ



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spark(プロフ) - 白銀水龍さん» 本当ですね!ご指摘ありがとうございます!修正いたします! (2019年2月1日 16時) (レス) id: a9d5da8e17 (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - あの3話だけ赤也の名前が入っています!三年なのに? (2019年1月31日 22時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:spark | 作成日時:2019年1月29日 16時

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