U-17の伝説～番外編～ (ページ6)

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新婚ページ6

A「おお…広いね、月光！」
越「そうだな」
ここが私達の新居…！
あ、どうも。
星月A改め、越知Aです。
私達、結婚しました。
結婚式にはU-17の皆も招待した。
皆綺麗だって言ってくれて嬉しかったなあ…。
＿＿だけど、少し心残りがある。
それは、カズヤの事。
高校生の時、告白してくれたけど…。
あれから数年たって、私と月光の結婚式にも出席して。
何よりも引っかかってるのは、カズヤの言葉。

『おめでとう。とても、綺麗だ』
『ありがとう。カズヤも大人っぽくなったね』
『…ずるいな』
『え？』
『そんな事言われたら、また好きになるじゃないか…』
『あ…』
『告白して、フラれてしまったけど。まだ俺はAの事が好きだ。どうしようもないくらいに…大好きだ』
『…』
『俺が、お前の理想の人だったら…隣にいるのは、俺だったかもな』
『…カズヤ』
『隣で見守るのは、俺の役目だったのにな…。もう、終わりか』

ツキン、と胸が痛む。
凄く悲しそうな表情だったから。

越「…A」
A「…えっ、何？」

返事をした瞬間、キスをされる。
優しくて、安心感のあるキス。
次第に舌が絡められてきて、それにこたえるように私も舌を出す。
不安が、苦しみが、無くなっていく。

＿＿＿キスを終え、抱きしめられる。

越「…徳川の事が気になるのなら、自分の思っている事を伝えてこい」
A「…うん…」

この人と結婚して、良かった。