# 相棒 ページ30
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「ほんまに意味わからん」
「その気があるなら最初からあんな酷いこと言わんでええやん」
風雅のそういうとこほんま昔から嫌い、
藤原「こら、思ってもないようなこと言わないの。」
「あ、口に出てた?」
藤原「しっかり出てます。」
30分後、荒々しく丈くんの家のインターホンが連打された。
藤原「ちゃんと休むんやで。風雅の家でもええからちゃんとベッドで寝なさい。ご飯も食べること。女の子なんやから体のこともっと労わってください。」
そういうと丈くんは玄関の鍵を開けた。
私がドアノブに手をかける。
ガチャ、と開けるとそこには、朝見た時と全く同じ服装の風雅がいた。
「…ぁ、えと、」
風雅「あほ」
風雅は私のことをぎゅってした。
風雅「そんなんで不貞腐れんなや」
風雅「先輩にも迷惑かけて」
風雅「世話かかる女やなぁ、」
風雅は私のことを離した。
風雅「ごめん」
風雅「置いてってごめん」
風雅「疲れてるんかと思って寝かせたんやけど」
風雅「勝手に帰ったのはごめん」
あんなだだっ広いテレビ局で
あの階で多分、ただ一人ぼっちやった。
風雅「ちゃんとフロントには伝えたんやけど」
風雅「マネージャーに確認したら上手くAに伝達できてへんかったっぽくて」
風雅がフロントに伝えてくれたらしい。
「みんな嫌いだから置いてったとかやないよな?」
風雅「は?アホなん?」
だから置いてかれたんかと思った、
風雅「みんなAのこと心配してたで。疲れてるんやないかって、あんな眠そうなことないし」
その日は風雅の家に帰って風雅のベッドで10時間くらい寝た。
お陰様で次の日は超元気やったけどその代わり風雅はソファーで寝てたから超不機嫌やった。
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しゅわ。(プロフ) - オリジナルフラグ立ってますよ〜。 (2022年1月17日 23時) (レス) id: 17f9b038b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pi | 作成日時:2022年1月17日 8時