# 大惨事？ ページ3
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電話やった。
｢もしもし…｣
マネさんは私のことをそっと見守っている。
道枝｢…A？｣
誰かわからずに電話でてしまったけど、声を聞いて安心した。駿佑やった。
｢うん、｣
道枝｢…今部屋1人？｣
｢うん、｣
道枝｢…行ってもいい？｣
｢うん、｣
駿佑はそれから何も言わずに電話を切った。
マネさんはちょうど全体マネと打ち合わせがあるらしく部屋を出ていった。
そして数分後、部屋のドアが空いた。
涙を拭くために横に置いていたティッシュボックスを急いで元の場所に戻した。
駿佑は何も言わずに私の隣に座った。
｢…駿佑ごめん｣
｢ほんまにごめん…｣
謝ることしか出来なかった。
道枝｢…たしかに今回のはAが悪いで、｣
道枝｢やけど｣
道枝｢…みんなもちょっと言いすぎたかなって今、話してた｣
多分、みんな謙杜の部屋にいたんかな。
道枝｢確かに反省はしないとあかん｣
道枝｢大吾くんとかも、今までないくらい怒ってたし｣
駿佑は多分、一つ一つ言葉を丁寧に選んで話してくれてる。
道枝｢俺もちょっと言いすぎたし｣
道枝｢…今思えば、着いてけばよかったなって思ったし｣
駿佑は泣いている私の背中を擦りながら話す。
道枝｢みんな、Aのこと大好きやから心配やねん。｣
道枝｢そのさ…責任感とか、話してたけど｣
道枝｢他の7人やって完璧なわけやないし｣
道枝｢もちろんデビューって言うのが目の前にあるから、責任感持ってかなあかんけどさ｣
道枝｢みんな今デビューする事でいっぱいいっぱいやねん、Aもやと思うけど｣
昔から駿佑は私が泣いてる時は横にいてくれた。
どんな時でも。
道枝｢みんなの気持ちもわかってあげて欲しい｣
道枝｢…大丈夫。みんなAのこと見放したりとか絶対せえへんから。｣
駿佑はぎゅ、と優しく抱きしめた。
｢…いつもごめんな、ありがとう｣
｢駿佑がおらんかったらもう諦めとったかもしれん、｣
駿佑はさっきのティッシュボックスを私のところに持ってきて、涙を拭いてくれた。
道枝｢…もしかして、泣いてた？｣
明らかにティッシュの少なさがおかしい。
やっぱバレたかな 、、
｢辛かった、｣
道枝｢泣いたら可愛い顔が台無しやで｣
ほんまにこいつは 、、、
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Hano.(プロフ) - ついにみちがきの時代が、、、、いつもキュンキュンしながら読ませてもらってます！！ (2021年9月11日 1時) (
レス) id: 274f9384a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：pi | 作成日時：2021年9月10日 14時
