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◎二口side
Aの最寄り駅は、今俺が住んでるところから電車で1時間くらいのところだった。
「ねーあの人かっこよくない？」
「モデルさんかなぁ」
Aがいつも帰ってくる時間の15分前くらいに駅に着いた俺。
さっきから部活帰りだかバイト帰りだかのJKが通る度、ひそひそと噂されていた。
まあそんなのもう慣れっこだけど。
そろそろ来るかなと思った頃、雨が強くなり遠くの空がゴロゴロと鳴り出した。
やっぱりな。
来てよかった。
『あっいたいた』
数分後、Aが俺を見つけてパタパタと改札を抜けてきた。
「おう。おせーわ」
『一番急いでもこれだから！』
もう、と少しむくれて俺を見上げるAは随分小さく見えて可愛かった。
こいつこんなちっちゃかったか。
『迎え来てくれてありがとね。』
「いーえ」
『せっかくだしスーパー寄ってこっか。』
堅治くんの食べたいご飯食べよ。
そう笑いながらAは折り畳み傘を開いた。
え？いやちょっと待った、そこはさ、俺が持ってるこれで帰ろうよ。
ふたりで1本で帰ろうよ。
…とかまぁ素直に言えるタチじゃねーので言わないけど。
「…そーいやさぁ、この傘なんか壊れてたんだよね」
『えっうっそ！！これしかなかった？』
「おー」
適当に頷いてAの折りたたみ傘を奪う。
実際こっちのが傘小さいし密着できていーかなんて変態くさいことを考えた。
「だからコレで帰るわ。」
『ふふ、せまーい！』
今朝はあんなに俺がかっこいいとか抜かして赤面してたくせに、俺と相合傘はなんでもないのかよ。
ちょっとは意識しろっての。
クスクス笑って大人しく俺の隣に来たのが可愛くもあり悔しくもあった。
「何作れんの？」
『え〜なにがいいかなぁ』
「酒は？」
『お酒は前に失敗してるので買いません！』
まるでカップルのような会話をしながら帰路につく。
雷が近づいてることなんて忘れるくらい、俺は傘の中の声だけを聞いていた。
「＿＿えっ今のあの人可愛くない？」
「絶対相合傘したくて壊れたことにしてたよね…」
近くのJKにバレてたことは俺も知らない。
.
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ハイキュー!! - やっぱり二口君格好良い☆ (2021年3月10日 0時) (
レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
声優LOVE - 研磨のも最高でしたが二口君のも最高でした(*^_^*)その他のキャラも見て見たいです…楽しみにしてます！ (2019年8月30日 18時) (レス) id: 9abf804052 (このIDを非表示/違反報告)
liy(プロフ) - 鈴香さん» 鈴香様 : コメントありがとうございます！嬉しいです！！次は人気のあの人で作ってるのできっと楽しんでいただけるかと…！！ (2019年8月23日 9時) (レス) id: 1d1ab76d24 (このIDを非表示/違反報告)
鈴香(プロフ) - 研磨のから見てきました！！めちゃくちゃ好きです！続編（？）も楽しみにしてますね！！ (2019年8月20日 13時) (レス) id: 433bf9ff90 (このIDを非表示/違反報告)
朱夜//青城3年推し(プロフ) - liyさん» ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞありがとうございます!!楽しみにしてます!! (2019年8月19日 19時) (レス) id: d8583d30d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：liy
| 作成日時：2019年8月11日 23時
