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◎Aside
今日は部活がなかったのでそのままあーちゃんと体育館に来た。
でもなんだかいつもより騒がしい。
『…な、なんか、人多くない…？』
「そーね…」
大きい人がたくさんいる…
高校生じゃない…？
青城のひとたちが初めましてと挨拶をしている。流れから察するにここのOBの人たちみたいだ。
『練習、すごいね…』
「うん」
私たちは、見入るように練習風景を眺めていた。
しばらくして、休憩に入った。
わらわらと選手達が体育館を出入りしている。
『私、ちょっとトイレいってくるね』
ほーいとあーちゃんから返事をもらい、私はトイレに向かった。
ギャラリーから降りる階段へ向かって歩いていると、反対から大学生であろうひとたちがきた。
通路は狭いしみんな大きいので、避けようと壁に背中をくっつけていると
「俺達の練習見ててくれたよね〜」
「あそこにいる子とずっとね」
「ねね、何部？」
で……でっかい人達に囲まれた……！！
なおさら壁にピタッとくっつく私。
『…な、え、えっと』
「おい怖がってんじゃん」
「お前のせいだろ〜」
「小さくて可愛いね、何センチ？」
ヒィイ…！
ず、頭上の壁に、肘が、ある…
『や、あの、…！』
顔もあげられず返答に困っていると、
トトン、と近くに何かが飛んできた。
「あ、スイマセーン、ボール飛んでっちゃいましたー」
ピンポイントで、OBの人達の隣に転がったバレーボール。
「松川先輩、ちょっと俺とってきます」
と下から手を挙げてそう言ったのは、センター分けの男の子だった。
しかし、
「…や、俺が行くわ。さんきゅ国見」
なんかすごい不機嫌な松川先輩の声が聞こえてきた。
私から見える視界には松川先輩は入っていないが、怒っているのは分かった。
私は、早くここを抜けようと近くに転がったままのボールを拾った。
「あ、ボールありがと」
「俺らしばらく青城の練習相手でここ来てるからさ、またね」
『…っ』
ボールを取られ、ポンポン、と3人に頭を撫でられてしまった。
松川先輩とは、違う手だ…ヤダな…
3人が去った後、
私がトイレのことも忘れてうーんとうなっていると、突然誰かに髪の毛をわしゃわしゃと撫でられた。
この手は、知ってる…
「帳消し。な。」
『ま、松川先輩…！！』
ちょっとだけ不機嫌さを残した先輩が、私の前で屈んで笑った。
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liy(プロフ) - なしなつさん» なしなつ様 : コメントありがとうございます！体育祭ならではの青春をぎゅっと詰め込みました、、考えるの楽しかったです！笑 (2020年5月22日 23時) (
レス) id: 1d1ab76d24 (このIDを非表示/違反報告)
なしなつ - 体育祭のくだりうわ青春してんなぁーって楽しそう！！ってずっと思いながら読んでました笑 (2020年5月20日 17時) (レス) id: 9fe0c909f4 (このIDを非表示/違反報告)
liy(プロフ) - 祟璃さん» 祟璃様 : コメントありがとうございます！そうなんですよね、岩泉さんが一番好きな方もいらっしゃるだろうなと思ってあーちゃんと岩泉さんはくっつき過ぎずな距離を保てるようにしてます...！笑 松川と夢主は存分にくっついてもらいます！更新頑張ります！ (2019年4月23日 13時) (レス) id: 08cab68460 (このIDを非表示/違反報告)
祟璃(プロフ) - 主ちゃんかわいすぎて...。青葉城西では岩泉が一番好きなのであーちゃんとの関係が若干苦しいですけど() とりあえず主ちゃんの笑顔みせてください…( (2019年4月23日 3時) (レス) id: 53235c3c55 (このIDを非表示/違反報告)
liy(プロフ) - あおっぷるさん» あおっぷる様 : コメントありがとうございます！最近更新遅くて申し訳ないです...！そう言っていただける方がいるの本当に励みになります...！！更新頑張ります！！ (2019年4月21日 23時) (レス) id: 08cab68460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：liy
| 作成日時：2019年4月6日 3時
