ねえ、先生。 (ページ33)

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そうして迎えた英検一次。

もともとピアノのレッスンが入っていたけど、先生に欠席の連絡を入れてきた。

先生には“英語なんていらないのになんで受けるの”って嫌な顔されたけど。

正直どうでもいいと思っていた。

お母さんは受けろって言うし。

誰の言う言葉が正しいのかわからないけれど、板挟み状態は正直辛い。

そうそう受かるような級でもないし、受かったら奇跡な感じだ。

受ける人たちもこれまでとは違い大人も多い。

高校の制服を着ている人もいるけれど、ほかの級に比べれば全然少なかった。

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私の強みは長文読解での予測力と筆記。

正直、単語には自信がない。

長文読解で自分が得意な話であればある程度予測して解いていくことができる。

今回はそれがうまくはまり、ライティングもこれまでで一番手ごたえを感じた。

リスニングは時間は短くても問題数は多い。

聴きとって答えを瞬時に判断してくのは結構難しいと感じている。

終わってから一緒に受けた友達と自信ないよね、なんて言って笑って帰った。

友達が今日はアイドルの生配信があるとか言っていた。

私には縁のない話だ。

家に帰ってすこし遅めの昼食を取り、勉強を始める。

今年最後のテストまであと2週間を切った。