． ページ31
追い出されるようにして佐久間の家を出た2人。
家に帰れば、藤堂が玄関で待ち伏せをしていた。
藤「お前らはここの人間だ。外の人間は敵だ。明日以降、外には出るな。ここで鍛えろ。」
wt「はい。」
もう従うほかなかった。
次の日から学校には行かせてもらえるが、
どこで誰に見られているかわからない、という恐怖をずっと感じることになった。
２人が教室に入れば変わる空気。
まるで２人をいないものだとでもいうように、周りは生活をしていく。
変わる環境。
成長段階にいるこの２人にとってそれは精神的苦痛でしかなかった。
２人が通う小学校では、５年生が毎年キャンプをすることになっている。
班分けの時間になったが、誰も２人と一緒になりたいと言う者はいなかった。
sk「僕、２人と一緒でいいです、」
この前、転校してきた彼だけがそう言ってほほ笑んだ。
同じ世界の者同士。
子供だから関係ない、はずなのに。
自分で決めたわけでもない運命に逆らうことはできないのか。
翔太はそんな思いを日々募らせていた。
佐久間は父親から言われた言葉をいまだに信じられないままだった。
自分の父親があんなやつに負けたと認めたくなかった。
俺でも飛ばせたのに、なんで父ちゃんが、と。
.
.
.
迎えたキャンプの日。
集合場所に３人は来なかった。
もちろんこれは、藤堂の仕業である。
“わざわざ行く必要はない”と。
佐久間に対しても同様の対応が取られた。
３人の中で日に日に藤堂への恨みが募っていった。
そして、涼太と佐久間が知らないところで、
翔太にはさらに苦しみが与えられる日々が始まっていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 266人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひーたん(プロフ) - 美紀さん» 美紀様いつもコメントありがとうございます！！更新頑張っていきますので、よろしくお願いいたします！！ (2021年1月31日 23時) (
レス) id: 734df04095 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年1月15日 20時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひーたん | 作成日時：2021年1月14日 17時
