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有「あれが私ではなくても、私をよく知らない人は私だと思うと思います。きっと誰かが私のこと気に入らなかったり、嫉妬していたり。理由はあるかもしれないけど、撮られるような要素が私にはあった。ということだと思ってるので。」
私は起き上がって、ベッドから出た。
滝「おい、まだ寝てろ」
滝沢くんごめんなさい。
有「私は大丈夫です。たくさんご迷惑おかけしてすみません。滝沢歌舞伎2018は辞退させてください。私はあの舞台には出れません」
そう言って病室を出た。
これは逃げだ。
滝沢くんが私を呼ぶ声を無視した。
こんな後輩に育ってしまってごめんなさい。
でも、どうしたらよいのかもっとわからなかった。
何が正解なのかわからなかった
これは人に頼ったらだめだと思った。
1度や2度で済むものなんかじゃない。
お母さんの二の舞にはなりたくない。
この建物を出ようとしたところで、誰かに肩をつかまれる。
深「なにやってんの？」
有「離してください」
振り向かないまま、私は答える。
肩に入る力はだんだん大きくなっていく。
深「みんな、心配してる。戻ろう。」
有「…。いやだと言ったら」
深「俺が全力で止める」
有「みんなって、誰ですか、」
深「滝沢歌舞伎に出る全員。スタッフさんも」
有「でも」
岩「お前、このまま抜けたほうが迷惑かけるぞ」
有「わかってます」
深「照…」
岩「ありすが、あんなふうに撮られたからって、俺らが何か言った？ていうか、あの書かれ方も撮られ方もどれも本当のことじゃないのに、気にすることある？堂々としとけよ。」
有「したいよ。していたいよ。そりゃあ、していたいですよ。」
岩「じゃあ、なんで逃げようとするんだよ」
有「自分が弱いから」
そう言うと、深澤くんの私の肩をつかむ力がふっと抜けた。
そのすきに出ようとした。
だけど。
岩「行かせるかよ」
岩本さんにそのまま抱きしめられた。
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年9月18日 9時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
ひーたん(プロフ) - 杏奈さん» 杏奈様ありがとうございます！！作者の私情で更新がたびたび遅くなってしまっておりますが今後ともよろしくお願いします！！ (2020年8月10日 14時) (レス) id: c62418e6d7 (このIDを非表示/違反報告)
杏奈(プロフ) - 忙しい中、更新をありがとうございました。とてもこのお話の続きが気になります！！いつまでも待っています。これからも楽しみにしています！本当に素敵な作品をありがとうございます！！ (2020年8月9日 18時) (レス) id: aadbdb729c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひーたん | 作成日時：2020年8月2日 13時
