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その瞬間、今度は私から彼の唇に
吸い付いた
私だってキスくらいできるんだから…！
何度か角度を変えて、舌を入れようかと
境目をなぞるんだけど、
『…ん、……んふ？』
…舌を入れられない。
……はっ、そうか！
カルマが口開けてくれないとダメじゃん！
『ん、ん……っ』
なんとか口を開けて欲しくて、
啄むようにカルマの唇に触れる
ちゅ、んちゅっ、……ちゅ
ただキスの音が何度も響くだけで、
カルマはそれを許してくれない
恥ずかしくて涙目になった私がうっすらと
瞼を上げると
彼の長い睫毛を携えた瞳が、妖艶な色を含んで
私を見下ろしている
そのまま目を細め、気持ちよさそうに私のキスを受け入れるカルマはしばらくすると自分からも顔の角度を変えてくる
くっついて、離れて、
焦らすようにギリギリのところでまた触れられて。
私たちの間の温度がどんどん熱くなる
『んー………んぅ、』
やばい、息もたな…っ
酸素を取り込むために、カルマから唇を離した
『ぷはぁ……っ』
呼吸をして息を整える
「……鼻で呼吸するの知らないの？」
『知ってても出来ない…』
「下手くそだなぁ」
カルマは全く息を切らしてない
なんでこんな余裕そうなんだカルマは…
吸って吐いてを繰り返して、やっと呼吸が正常になった
と思ったら、カルマが私の頬に手を添える
とろん、とした目のまま彼を見つめた
『な、なに？』
「…その顔すげー好き。そそられる」
『え、…っ』
ちゅう、と吸いつかれすぐさま舌が入る
舌先が私のそれに触れたかと思うとそのまま
絡め取られた
もっと、もっとって欲しがるような激しいキス。
あまりの激しさに、ついていけない…
『ん、やぁ……ふぁ、あ……っ』
「…は、ん…っ、………はぁ、」
カルマでさえも頬を赤く染めて息を乱していた
数分間キスを続け顔を離すと、
銀色の糸がつぅ、と私たちの間を引いた
『…も、…むり…』
力が入らなくて、カルマに寄りかかった
「っはぁ、あんま俺のこと誘うとこうなるからね、A」
『誘ってないっ……』
「…へぇ。足りてないみたいだしもっかいしよ」
『やっ…ん、』
そのまま、私は彼に溺れていった
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はーと - できたらカルマくんのできればで良いんですが、ケンカップルで嫉妬とか見たいです！！ (2019年8月6日 18時) (
レス) id: d779683606 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - あと出来たらとか、ネタ切れのときとかお願いします。 (2019年8月5日 9時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - 続編おめでとうございます！あのリクエストなんですけど、女子会じゃなくて、カルマ君のほうの男子会が見てみたいです。長コメ失礼しました。 (2019年8月5日 9時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しかよる。 | 作成日時：2019年7月18日 23時
