＊夜、海、砂浜のふたり ページ9
先輩と後輩 付き合ってる設定
家のベランダから外を覗くと、カルマ先輩が手を振って立っていた
『ちょっと待ってて、先輩』
真夜中に、突然、付き合ってる先輩からの
お誘い
今どうしても見せたいものがある、と呼ばれたのだ
「こんな遅くに連れ出してごめんね。
帰りもちゃんと送るから」
カルマ先輩と一緒なら、
夜道なんて全然怖くない
むしろ遠回りしてもいいくらいだ
『ううん、大丈夫だよ。それより、見せたいものってなに？』
「それはお楽しみ」
先輩と手を繋いで歩く夜の町。
夜の暗さのせいで、見慣れた風景がいつもと違ってみえる
私たちの住む町は、海沿いにある
歩いてから15分くらいで、潮の香りが近づいてきた
多分、海に向かっているのだろう
と思ったのだが。
『え、道こっちだったっけ？』
「うん、こっち」
いつも海に行く道と違う道を辿っている気がする…
まあいっか。
そのまま先輩について行くことにした
◇
「…着いたよ」
『これっ、て………！』
視界に広がるのは、月に照らされて
キラキラ波打つ海
月明かりのせいで蒼く光って見える、
綺麗な砂浜
そして夜空には…
『すごい、綺麗…っ』
これまで1度も見たことがないほどの、
満天の星空
形も色もバラバラの綺麗な星たちが、
空に散りばめられている
あまりにも美しい光景に、息を呑んだ
「この間、プラネタリウム行ったじゃん？
そん時、すごい感動してたから
ここにも連れてこようって思って
…って、A？」
『…せんぱあぁい…っ』
私は嬉しさのあまり、先輩に抱きついた
カルマ先輩も、腕を私の方に回してくれた
「…あれ、泣いてんの？
そんなに感動した？」
からかうように言ったカルマ先輩が、
私の涙を指ですくい取ってくれた
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rino(プロフ) - 物描さん» 更新待ってます！頑張ってくださいp(^-^)q (2019年7月1日 7時) (
レス) id: 7ddea80588 (このIDを非表示/違反報告)
物描(プロフ) - rinoさん» あ、ありがとうございます…けど恥ずかしいですね、こういうの。本当に嬉しいです！本当ただの妄想なのですが、楽しんで頂けて良かったです…！ (2019年7月1日 0時) (レス) id: 882c51294e (このIDを非表示/違反報告)
rino(プロフ) - 毎回すごく楽しみにしてます！何回も繰り返し見てますが何回見てもにやけてしまいます(/-＼*)更新楽しみにしてます！ (2019年6月30日 22時) (レス) id: 7ddea80588 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しかよる。 | 作成日時：2019年6月9日 17時
