幼馴染みの忠告。 ページ7
-you side-
「調子のるのもいい加減にしなよ？」
初めてみる怒った表情で一言そう言って去っていくキムジョンデ。
ありゃ〜、私は嫌われ者役が相当上手いみたいだ。だってあのジョンデを怒らせたんだから。
こんなの普通にドラマ出れるじゃん。
もちろん嫌われ者役で。
『…ふっ、あっはっはっ…！チョロい！』
周りに誰もいないことを確認して
こみ上げてくる面白さにおもわず吹き出す。
予想通りの反応してくれたねぇ、みんな。
特にビョンベッキョン。
あんたのお陰でさらに周りからの評価が悪くなったよ。感謝しまーす！
『誰もお前らみたいな男好きじゃないっての！どっちかっつったら、さっきのスルギさんの方が好きだわ！』
誰に言うわけでもなく笑いながら
その場にしゃがみこんだ。
それと同時にかかってくる電話。
その相手を見て無意識に舌打ちが出てしまう。
画面を睨みつけながら電話をとると
私は不機嫌オーラ全開で彼に言った。
『朝からしつこい、ミン ユンギ』
「んだよ、仕方ねえだろ。暇だったんだから」
悪気もなくダルそうな口調で淡々と答えるユンギにもう一度舌打ちすると、ユンギは「舌打ちはんたーい」と言って面白そうに笑った。
『あのさあ、私が今仕事中だって知ってるよね？』
まあ、今はしてないけど。
そう付け足す。
「別仕事中でも関係なくね？嫌われ者は自己中なんだろ？電話くらい出ればいいじゃん」
馬鹿にするようにそう言うユンギの言葉に
『なるほど』と頷くと、ユンギは「今何で仕事してねぇの」と聞いてきた。
『ああ、あのね』
そう言って全部さっきの出来事を話すと
ユンギは爆笑し始める。
「え、てかお前なんでスルギってヤツに優しくしたわけ？バレただろ、本性」
『それがさあ、私の目の前で派手に転んだ上に必死に謝ってくれる姿が可愛くて冷たくしようにも出来なかったんだよ』
「お前ほんとそういう女には甘いな」
『可愛いんだから仕方ない』
くだらない会話を交わしているうちに過ぎて行く時間。
「んじゃ、そろそろ仕事戻るわ」
『あ、おっけ』
ダルそうに言うユンギを鼻で笑いながらそう返すと、いきなりユンギが「あ、最後に」と笑いを含んだ声で私にこう言った。
「周りの人間の愚痴言うのは良いけど場所考えねぇとバレるぞ？」
『はいはい』
その時は軽く流したけど
まさかそれが当たってるなんてその時の私は考えもしなかった。
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ぴぴ。 - どなたかぴなきおさんの新しいアカウントわかる方いませんか？ (2020年8月19日 4時) (
レス) id: e2ced42789 (このIDを非表示/違反報告)
ぴなきお(プロフ) - いきなりコメント欄にでてきてすいません…。ぴなきおです！機種変更してしまった上にログアウトしてパスワードが分からなくなってしまったので別のアカウントを作りました！このお話の続きはそちらに書きます！よろしくお願いします！ (2019年1月30日 9時) (レス) id: 00f01cdd95 (このIDを非表示/違反報告)
きき - もしかしてぴなきおさん今kumanomiという名前で活動されてませんか？文章の作り方が似ていたので・・・。間違っていたらすいません！ (2018年6月21日 17時) (レス) id: 31d7c7e617 (このIDを非表示/違反報告)
眼子♪(プロフ) - すごく面白いです！更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2018年3月4日 1時) (レス) id: 47a5d9f255 (このIDを非表示/違反報告)
twiceペン?(プロフ) - ここで言うのもなんですが、友達申込をしました！パスワードがついている作品を読みたくてしました。良ければ私と友達になってください！ (2018年2月20日 21時) (レス) id: b8067518fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴなきお | 作成日時：2017年6月21日 19時
