光波 : 太陽の笑顔 （星猫さんに捧ぐ） ページ7
これは、散歩していたまぃがブレークダウンに捕まえられた時の話である。
｢ノックアウトって何処にあるか知ってるか？｣
いきなり捕まえられ、まぃは警戒するが、ブレークダウンの質問にキョトンとする。
｢ナルシストな闇医者さんなら知りませんよ。ていうか、通信とかしないんですか？｣
｢違う！そういう意味じゃないんだ！｣
だったらどういう意味だなんて思ってると
｢ノックアウトっていう、薔薇を探しているんだ！｣
というブレークダウンの一言。
薔薇？まさかあのディセプティコンから、こんな言葉に聞けるなんて。
｢相棒のノックアウトが見てみたいってうるさくてな。お前、頭に薔薇のっけてるだろ？だから薔薇に詳しいのかなって…｣
｢そうですか…しかし、ノックアウトはそこら辺に生えてませんよ。花屋にあると思います。｣
｢だったら花屋っていうところの場所を教えてくれ！危害とか絶対に加えないから！約束する！｣
｢はぁ？！いやいや無理ですよ！貴方、お金持ってないでしょう？！｣
涙目のブレークダウンを睨みながら考える。
このままネメシスに拉致でもされたらたまったもんじゃない。
しかし、このまま街に行かれるとどうなるか分からない。
｢はぁ…分かりました、案内しましょう。｣
やっと街についが、青色のMRAPはかなり目立っており周りの人々の視線に緊張しているまぃと違いブレークダウンは、気にせずに走っている。
花屋に到着し、さっさとノックアウトを買ったまぃは、ブレークダウンに乗り街を出ていった。
街を出たブレークダウンは薔薇の花束に目を輝かせていた。
｢本当に何もしてませんね。ディセプティコンだからてっきり油断したところを襲ってくるんじゃないかと思いました。｣
｢おいおい、道理でやたら警戒してると思ったぜ！ま、突然だったもんな！これお礼に1輪やるよ！｣
ブレークダウンが淡い黄色のノックアウトをまぃに渡す。
壊すの大好き！と言っている普段の彼から想像できない行動にまぃは、目を丸くした。
｢気をつけて帰れよ？｣
｢そんなこと言っても何もあげませんよ。｣
優しい笑顔で言うまぃにブレークダウンは、頬を赤らめた。
｢じ、じゃあな！｣
笑顔で別れを告げるブレークダウン。
まぃは、トランスフォームして去ってしまった彼の後ろ姿に手を振りながら、一輪の薔薇を優しく握った。
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餅桜 - 光波さん» 東方の大妖精の短編集を変えました。私、東方も大好きです。次の更新お願いします。 (2020年5月27日 20時) (
レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
餅桜 - 光波さん» 頑張って下さいね！応援しますね。 (2020年5月17日 15時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
光波(プロフ) - 餅桜さん» ありがとうございます小説書くの初めてなので、そんなことを言って貰えるなんて嬉しいです！これからも頑張りますね！ (2020年5月17日 15時) (レス) id: c1b543a225 (このIDを非表示/違反報告)
餅桜 - 光波さん» とっても良いですね！雪華さんのリクエストも頑張って下さいね。 (2020年5月17日 15時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 光波さん» 素晴らしいです！ (2020年5月17日 15時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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