クザンはどこに？ ページ6
目を開けると、何故か真っ暗だった。
夜か？なんて思ったけど、違ったみたいで
自分の目元にアイマスクが着いているのに気づく。
「来てたのか、クザン」
そのチェックじみた古いアイマスクは、間違いなくあいつのもの。
あいつが来たの、何日前だ？
俺は荒々しく海楼石を取り外すと、自室を飛び出す。
走っていた足はだんだんと縮まり、体自身小さくなっていく。
そして、いつの間にか空中を移動して元帥、センゴクの元へ向かっていた。
悪魔の実の能力だ。
子供の姿の方が楽なので、必然的にいつもはこの姿になっている。
しかも、この状態だと成長も止まるので、ここ数年、あまり本体の体が成長していない。
「センゴク！」
勢いよく扉を開けると、センゴクが目を丸くしてこちらを見つめていた。
その隣にはボルサリーノとお鶴もいて、彼らも同様驚いたように目を見開いていた。
「A、起きたのか」
「あぁ、俺何日寝てた？」
「ざっと4日くらいだ。全く、寝癖付けたまま来るんじゃないよ、みっともない」
お鶴が呆れたようにため息をつくと、母親のように幼い俺の髪を持っていたクシで梳いてくれる。
言葉通り、お鶴は俺にとっては母親のような存在だ。
「えへへ、ありがとう…あのさ、クザンは？」
これを聞くために急いできた。
あいにく、4日も普通の睡眠に費やしていたために今日の未来は見ていないのだ。
「つい昨日、新しい任務で出かけた。起こそうかと思ったがクザンに止められてな」
「そっか…」
1歩遅かったか、くっそー
一日早く起きなかった自分が腹ただしいぜ。
俺があからさまに落ち込んでいると、黄猿がそうだと声を上げて手を打った。
「もし良かったら私の任務、君が代わるかい？白獏」
「黄猿の？」
「いやねぇ、彼の任務先と私の行く海域が近いもんだから、運良く会えないだろうかと思ってねぇ」
「本当か！センゴク、いいか？！」
「ダメに決まっちょる！」
俺はセンゴクに聞いたのに、答えたのは扉の向こう側の人間だった。
荒々しく入ってきたその男は俺をキッと睨みつけて一瞥する。
「おやぁ、サカズキくん」
「そんな勝手が許されると思うちょるのか、遊びじゃないんじゃ、ガキ！」
「失礼だな、俺はもう少しで三十路だ！」
「十分ガキやろうが！！」
もうガープの背中はない。
隠れるものがない中、俺はサカズキに強がりな瞳で睨んだ。
「センゴク〜！赤犬がうるさいー！」
「なんじゃと…！！？」
「まぁまぁ、サカズキくん。ここは落ち着いて…」
「ええい！黙っちょれ！！」
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薬売り(プロフ) - 陰KA風GE乃KO透 KAGEKOKAGEさん» わー！ありがとうございます〜！続編もよろしくお願いします！！ (2019年6月16日 11時) (
レス) id: b0a9a087e9 (このIDを非表示/違反報告)
陰KA風GE乃KO透 KAGEKOKAGE(プロフ) - 続編も頑張ってください！楽しみにしてます ミホーク様好きなのでミホーク様メインありがたいです笑 (2019年6月12日 21時) (レス) id: 7c36cdd277 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：totoro | 作成日時：2019年3月23日 0時
