空回り ページ35
「驚いたぜ鷹の目。お前、こういうのがタイプか」
「タイプとかパイプとかどうでもいいから早く散ってくれ。お鶴の気配がする...」
「おツルだと...チッ、面倒だな」
ドフラミンゴはお遊びに飽きた猫のようにするりとミホークの殺気内から抜け出し
俺にまた遊ぼう、などと抜かしながら消えた。
あーデカかった。
あいつ300cmだっけ？
何喰ったらあんなに大きくなれるんだろうな。
俺も大きくなりたいな、あと130cmもあったらミンゴくらいになれるのに。
「ドフラミンゴ！！あんた白獏にまたちょっかい出したのかい！」
お鶴の気配は近くまで来ていたのだが、逃げる途中でばったり会ってしまったらしい。
ドフラミンゴはガミガミとお鶴にドヤされながら煙たがっていた。
はん、いい気味だバーカ！
「ミホーク、お前何でさっき怒ってたんだ？」
切り替えて今度は目の前の立ち尽くしている男に目線を投げる。
未だに深い闇を目下に落とし、目はギラついていた。
機嫌をとるわけではないが、壁に突き刺さっている小さな短剣を引き抜き、ミホークに手渡してやる。
十字架の小さな短剣は、刃こぼれひとつしていなかった。
「招集、俺が行かなかったからか？」
「いや」
「んん、じゃあなんだ？未来透視してないからわかんねー...」
その言葉にピクっと僅かながらに反応したミホーク。
するとどこからともなく白いハンカチを取り出し、俺の首を拭い始めた。
「あ、ｲﾀﾀﾀ！強いって、何だよ急に...」
「お前は少し危機感というものを覚えろ」
「俺には縁程遠い言葉だな。楽しさとスリルには危険が付き物だし」
「その好奇心が、いつか身を滅ぼすことになるぞ」
身を滅ぼす、か〜
珍しく忠告ありがとなミホーク。
「大丈夫だよ、俺は未来が見れるからな。それに引き際位はわかる」
悪魔の実のせいで日常が退屈になった。
それと同時に、悪魔の実あってこその楽しみを見つけた。
未来がわかるから、その未来をねじ曲げてみたくなる。
わざと危険に飛び込んでみるとか、無謀なことを考える。
そして何時しか、未来のわかる日常がクセになってしまった。
いつも分かるものが分からなかったりすると不安になったりするんだよな。
「ミホーク、当日まではここに滞在するのか？」
「いや...」
「よっしゃ、なら付き合えよ。俺の部屋に招待してやる」
「...」
こうして海兵のギョッとした反応にも動じず自室で語らっていたのだが
センゴクにバレてめっちゃ怒られた。
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薬売り(プロフ) - 陰KA風GE乃KO透 KAGEKOKAGEさん» わー！ありがとうございます〜！続編もよろしくお願いします！！ (2019年6月16日 11時) (
レス) id: b0a9a087e9 (このIDを非表示/違反報告)
陰KA風GE乃KO透 KAGEKOKAGE(プロフ) - 続編も頑張ってください！楽しみにしてます ミホーク様好きなのでミホーク様メインありがたいです笑 (2019年6月12日 21時) (レス) id: 7c36cdd277 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：totoro | 作成日時：2019年3月23日 0時
