黒い羽帽子 ページ34
予期せぬ出来事っていうのは面白いし
ドキドキする。俺はこんな刺激を感じていたい。
が
(こん、の...！)
こんな虫酸の走るドキドキは死んでもゴメンだバカヤロウ。
突然
俺のうなじに顔をうずめて、ドフラミンゴはそこにキスを落とした。
淡い痛みと共にリップ音が鳴って、うなじにとんでもないものが残されたことを俺に知らせる。
「白い肌に赤い華、よく映えるな？」
「おめェにも付けてやるよ、小麦肌に映える青黒い斑紋をな！」
捕まれた腕の血管がグッと打ち上がり、拳に力を貯める。
どうせまたおふざけ程度にしか思ってなかったんだろ。
もう俺をどうこうするつもりはないらしく、今度は不敵な笑みを顔に張り付かせて攻撃の体制に入っている。
抱こうとしたり殺ろうとしたり、一体お前は何なんだ。
俺の拳が爆発する直前、不意に俺とドフラミンゴの間を短剣がすり抜けていった。
並大抵の人間じゃ目視できないくらい早い...
っていうか俺でも結構ギリギリだったぞ！？
短剣は先の壁に勢いよく突き刺さり、そこら一帯の壁に深い傷跡を残した...
「お前を呼んだ覚えはねぇんだがな」
「...鷹の目！」
見知った姿に思わず安心する。
実家のようななんとやら？
けれど、ミホークの表情は俺の心境とは裏腹で
凄まじい殺気と、抉るような眼光をギラつかせていた。
「フフフフ...なるほどな」
「え...」
いきなりのミホーク登場で、体に力が抜けてしまった俺は
ドフラミンゴの思うように手を引かれ、耳打ちされる。
「珍しいな、あの男がああも感情を表に出すのは」
「言う通りだ、なんで怒ってるのか知らないけど早めに撤退した方がいいぞ、殺される...」
「もっと怒らせてみるか？」
挑戦的に囁いたドフラミンゴが、俺の腰に手を回した時
目の前にいたはずのミホークが消えた。
いや、正確には荒ましまい速さでドフラミンゴの背後をとった。
黒刀 夜は抜けてこそいないものの、その気になればいつでも切れると
そう言っているかのように、その手は刀の上に置かれていた。
「...触るな」
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薬売り(プロフ) - 陰KA風GE乃KO透 KAGEKOKAGEさん» わー！ありがとうございます〜！続編もよろしくお願いします！！ (2019年6月16日 11時) (
レス) id: b0a9a087e9 (このIDを非表示/違反報告)
陰KA風GE乃KO透 KAGEKOKAGE(プロフ) - 続編も頑張ってください！楽しみにしてます ミホーク様好きなのでミホーク様メインありがたいです笑 (2019年6月12日 21時) (レス) id: 7c36cdd277 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：totoro | 作成日時：2019年3月23日 0時
