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「あー……いえ、まさかそんな、代わりにお尻差し出せなんて言わないですよ。私と同じでいいんです」
「同じってことは……え、俺男なんだけど」
「関係ありません! 雄っぱいがあります!」
「何が違うの?」
「それは……あー…………知らなくてよし!」
「そ、そっか」
花子くんは頭にハテナを浮かべた。理解が追いつかないらしい。
ぶっちゃけよう。
もっと花子くんに嫌がられると思ってた。
そしたらこんなおふざけも笑って終わらそうとしてた。なのに花子くんときたら、結構悩んでる様子。どうしよう。
自分の胸を触らせるなんて正直なんてことない。ただ、それを餌に少年にセクハラしようとしているという事実がどうにも痛い。あぁーどうしよう。花子くん本気で悩んでる。
「(ミョウジ)……ホントに触っていいの……?」
花子くんは決意したらしく、再度私に確認をとった。
その言葉が私にトドメを刺した。
彼はなんという凄まじいショタなんだ。
年上の女性から胸を触らせてあげる、と誘惑され、いけないと思いつつ散々悩んだ挙句、やっぱり性 欲には敵わず触ることを選ぶが、しっかりと相手の意思を確認するという幼いながらにジェントルの心を忘れないその姿勢! もう最高だわ!
私は花子くんを少しからかうだけという名目をすっかり忘れ、花子くんに抱き着いた。
「100億万点!!! セクハラさせてくれなくても私のおっ ぱいなんていくらでも触らせてあげる!!」
「えぇ……なんなの急に……」
そう言いながらも、花子くんは私の背中に手を回した。
「花子くんはやっぱり最高のショタで最高のイケメンですね」
「(ミョウジ)こそやっぱり変……」
結果、セクハラ取引は決裂に終わった。
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シズ - 見ながら爆笑してしまいました(笑) 続き楽しみです (2022年8月22日 2時) (レス) @page46 id: 7fbee373af (このIDを非表示/違反報告)
被苦人(プロフ) - ニコさん» そう言って頂けて嬉しいです! 分かります! 土籠先生攻めいいですよね…ネタがあればまた書こうかなと思います! (2020年3月3日 7時) (レス) id: 2d39e952a2 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 好きです!個人的には土籠先生攻めも結構好きです (2020年3月3日 2時) (レス) id: 40dba85962 (このIDを非表示/違反報告)
被苦人(プロフ) - 腐った人間さん» 自給自足の為に生み出したものなので、他の同士にも供給出来て嬉しいです! 正直この作品はノリだけが命なので、そう言って頂けて良かったです! 拙いですが、これからもお付き合い頂けると嬉しいです! (2020年3月1日 16時) (レス) id: 2d39e952a2 (このIDを非表示/違反報告)
腐った人間 - あ、好きですショタの供給ありがとうごさいます最高です()ノリがよくてすごく読みやすいです!これからも頑張ってください! (2020年3月1日 15時) (レス) id: a770919e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:被苦人 | 作成日時:2020年2月10日 10時